アトレティコがビルバオに2−1勝利…シメオネは「フットボールでは努力が報われ、結果が目に見える」/リーガ第5節

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リーガ第5節

アスレティック・ビルバオ 1-2 アトレティコ・マドリー

アスレティック:(92分)

アトレティコ:(55分)、カラスコ(73分)

20日のリーガエスパニョーラ第5節、アトレティコ・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を2−1で制した。

アスレティックとそのファンであった学生がマドリッドで創設したアトレティコの対戦。20分まではアスレティックのペースで進んだが、最初に決定的なチャンスを迎えたのは、青の迷彩にピンクの文字という3rdユニフォームを初めて使用したアトレティコ。35分、ガイタンがケパと1対1になるも、叩いたボールは同GKが触れた後にポストに当たった。

アトレティコはさらに37分、ペナルティーエリア内でボールを受けたグリーズマンがシュートを放つも、こちらもケパの好守に遭う。また39分にはフィリペがラウール・ガルシアをペナルティーエリア内で倒したとの判定でアスレティックにPKが与えられるが、アドゥリスのシュートはオブラクが横っ飛びで弾いた。前半はGKが主役となり、0−0で終了した。

最初の得点が決まったのは、55分のこと。得点チームはアトレティコ、得点者はグリーズマンと2トップを組んだアンヘル・コレアだ。ペナルティーエリア手前に位置したグリーズマンの絶妙なスルーパスから、コケがエリア内右に侵入。折り返したボールをアルゼンチン人FWが押し込んだ。

アトレティコはさらに73分、再びグリーズマンを起点として追加点を奪った。ペナルティーエリア手前で、ゴールに背を向けながらボールを胸でトラップしたフランス代表FWは、前を向くことなく左足を振り上げて、エリア内に浮き球のパス。そこに詰めていたカラスコが、右足のシュートでケパを破っている。

92分にはアトレティコに9年間在籍し、同クラブのファンからいまだ愛され続けているラウール・ガルシアがボレーシュートで1点を返したものの、アトレティコはリードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。連勝のアトレティコは、勝ち点を11として3位に浮上。アスレティックは勝ち点8で7位につけている。

シメオネ監督は試合後、今回はアシスト役に徹したグリーズマンが、今季最高のパフォーマンスを見せたとの見解を示している。

「彼にとっては今季一番の試合だった。彼は勢いを付け始めているが、本調子であればチームを違う速度で飛行させてくれる。試合の流れを読め、プレービジョンがあり、アシストだって記録できる。カラスコのゴールのアシストは快感すら覚えるものだったね」

アルゼンチン人指揮官はまた、この試合でもゴールを決めるなど、今季に存在感を増すFWアンヘル・コレアについても言及した。

「彼はより意識を高くして練習に励むなど、成長と改善の意欲を持っている。さらなる集中でもって、練習に取り組んでいるのは明らかだよ。フットボールでは努力が報われ、結果は目に見えるものだ」

「私たちが踏むべき一歩は、彼やトーマスに継続してプレーさせることであったし、彼らをグループの一員とすることに成功している。チーム内で競争がある方が、私たちは強くなれる。そうした共通理解を持てることを願っている」

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