13日、スペイン紙『マルカ』は、レアル・マドリー戦に敗れたアトレティコ・マドリーの交代選手の行動に注目し、その様子を特集した。
同紙が注目したのは、12日に行われたレアル・マドリー戦で、FWジョアン・フェリックスが見せた行動だ。“マドリード・ダービー”で自身のプレーを封じられた21歳は、1点ビハインドの60分に早々と交代を命じられると怒りの感情を爆発させ、ベンチの座席を思い切り蹴り上げた。チームは直後に追加点を喫し、宿敵を相手に今季のリーガ初黒星を喫することとなった。
アトレティコの選手が交代直後に怒りを露わにするのは、これが初めてのことではない。9日に行われたチャンピオンズリーグのザルツブルク戦では、リードする展開だったにもかかわらずFWルイス・スアレスとMFサウールの2選手が、交代直後にベンチで激怒する様子を見せ話題を呼んでいた。
『マルカ』紙はこのことに対し、ディエゴ・シメオネ監督も現役時代は同じようなリアクションで悔しさや怒りを表現していたことを指摘。「90分プレーしたいサッカー選手にとって普通なことだ」としつつ、それが一線を超えると、ロッカールームの雰囲気の悪化や同指揮官の哲学とは合致しないエゴイズムになると指摘して、シメオネ監督が選手たちの感情をうまくコントロールできていない可能性があるとしている。
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