アトレティコ・マドリーFWフェルナンド・トーレスは、下部組織から過ごす同クラブで引退することを願っているようだ。
現在33歳とキャリアの晩年に差し掛かったF・トーレス。今後、アメリカやカタール、または中国などのリーグに移籍する可能性もありそうだが、選手本人はアトレティコでスパイクを脱ぐ意思を示している。
エル・ニーニョ(F・トーレスの愛称、少年の意)は、先にクラブ創立100周年記念でアトレティコと対戦したトルーカとのインタビューで、次のように語った。
「僕は自分の家にいる。アトレティコに、本当に幸せだと思える場所に戻ってきたんだ。僕の望みはアトレティコでプレーすること、ここで引退することなんだよ。アトレティコが欧州最高のクラブの一つとなる助けになれたらいい。今、頭にあるのはそれだけさ」
また、ピッチ上で一緒にプレーしたこともあるディエゴ・シメオネ監督についても触れている。
「シメオネはこのクラブのアイデンティティーであり続けた、信じる力を増強した。僕は10歳でアトレティコに入団したが、クラブの歴史の中には難しい時期だってあった。でもチョロ(シメオネ監督の愛称、インディオの意)が、その価値を復活させたんだ」
「僕たちは犠牲、謙虚、戦いの精神を取り戻した。全員が同じ方向を向けば、強大なクラブとも渡り合える。全力を出し尽くせば、誰にも劣ることはない。僕たちが世界に伝えたいのは、その精神なんだよ。強大なクラブは過去に歴史を築き上げた。でも、その他のクラブも望むような形で新たな歴史を生み出せる。僕たちはその道の上に立っているんだよ」
コメント