アトレティコ・マドリーMFサウール・ニゲスが7日、同クラブとの契約延長に際して記者会見を開いた。
2021年まで結んでいた契約を5年間延長したサウール。契約を全うすれば、31歳まで下部組織から過ごすクラブでプレーすることになる。
サウールは自身の過去の映像が流され、感極まって涙も流したこの会見で、アトレティコとの超長期契約を結んだ理由を次のように説明している。
「僕の人生のクラブが自分を信頼してくれていることに、とても満足している。皆、僕が結んだ契約年数に驚いているようだね。ミゲル・アンヘル(アトレティコCEO)から契約延長を申し込まれたとき、僕からは望むだけの契約年数にサインをすると言った。僕はここで幸せを感じ、クラブも成長を続けているからね」
また、自身と同様にアトレティコの下部組織出身で、同クラブの絶対的アイドルであるFWフェルナンド・トーレスについても言及した。
「トーレスは全スポーツ選手の模範で、とても特別な人だ。すべてを勝ち取った彼だけに、残りのキャリアを楽しむためにアトレティコに復帰したとも思えた。でも、そうじゃなかった。彼はもっと成長するため、クラブを助けるため、アトレティコこそが一番だと知らしめるためにここにいるんだよ」
一方で、アトレティコからレアル・マドリーへの禁断の移籍を果たしたDFテオ・エルナンデスについて問われると、こう返している。
「それはテオが下した決断であり、その意味を知っているのは彼自身にほかならない。彼はこのクラブの下部組織で育った人間であり、自分を育てた場所には敬意を持たなくてはならない。もし敬意が欠けているのならば、僕にしてみれば知ったこっちゃない」
「ここにいたいと思わない選手を、僕たちが引き留めることはしない。いることを望む選手には愛情を捧げていくし、いたくない選手に構う必要なんてないさ」
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