今季のラ・リーガは、やはりアトレティコ・マドリーの優勝に終わるのかもしれない。ここまでの10節分で勝ち点26を獲得している同チームだが、これは過去2回の優勝と同ペースとなっている。
スペインでレアル・マドリーとバルセロナに次ぐ優勝回数を誇るアトレティコが、6シーズンぶり11回目の優勝に邁進している。ラ・リーガ第12節バジャドリー戦では7連勝を果たし、2節分消化が多いレアル・ソシエダがアラべスと引き分けたことで、同チームに勝ち点1差をつけてついに首位に浮上。1節分消化が多いレアル・マドリーとは勝ち点6差、同じく10節分を戦っているバルセロナとは勝ち点12差をつけるなど、2強も引き離している。
10節分での勝ち点26獲得は、過去2回の優勝と同ペースとなる。ディエゴ・シメオネ監督が選手として在籍し、コパ・デル・レイ優勝との二冠を成し遂げた1995-96シーズンには、10節分の成績が今と同じく8勝2分けで、勝ち点26を獲得。最終的に勝ち点87を獲得して史上9回目の優勝を果たした。またシメオネ監督が指揮官として復帰を果たしてから3シーズン目となる2013-14シーズンの成績は9勝1敗で勝ち点27を獲得。最終的に勝ち点90を獲得してトロフィーを掲げている。
今季のアトレティコはこれまでの堅守速攻から攻撃的なスタイルに移行して、レアル・ソシエダの22得点に次ぐ21得点を挙げており、なおかつ堅守も健在でここまでの失点数をリーグ最少の2に抑えている。勝ち点の獲得ペースや得点&失点数の手堅さに鑑みると、アトレティコが今季に優勝を果たす可能性は十分にありそうだ。
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