シメオネが語るパンデミック下のフットボール「今は35選手の陣容が必要。コロナ感染でプランが狂っていく」

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アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、新型コロナウイルスのパンデミック下で行われている現在のフットボールについて語った。

28日にラ・リーガ第11節バレンシア戦に臨むアトレティコ・マドリーだが、FWルイス・スアレスが新型コロナ感染から回復せず、FWジエゴ・コスタが深部静脈血栓症を患い再離脱となった。この試合の前日会見に臨んだシメオネ監督は、2選手の状況について次のように説明している。

「ルイスは回復のプロセスにいて、まもなく復帰できるはずだ。コスタについては、医師の方がうまく説明できるだろう。私たちはコスタを必要としている。彼はピッチ内外で、とても重要な選手だ」

アルゼンチン人指揮官はまた、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れて過密日程となっている今季が、とても難しいシーズンであることを強調した。

「あらゆる状況を考えて陣容を構築するとすれば、35選手は必要となる。何が起きるかが分からないためにね。私たちは現状を受け入れて働いていかなくてはならない。連戦で選手のコンディションに留意してもコロナにかかることになり、起用を考えていた試合で使えなくなってしまう」

「幸運にも、現在は交代枠が5つあり、それが解決策になる場合もある。だからこそ私にとっては出場時間の長さよりプレーの質の方が重要なんだよ。それはチームの成長にもつながる」

シメオネ監督はその一方で、逝去したディエゴ・マラドーナ氏についても改めて言及。アルゼンチン代表とセビージャでともにプレーした同氏が「アルゼンチンの歴史」そのものとの考えを口にした。

「私たち全員が、マラドーナになりたいと思って成長してきた。彼を失って、アルゼンチンは巨大な痛みを感じている。スポーツ面において、現在起こっているあらゆるものを超える感情を私たちに与えている。彼はアルゼンチンの歴史だ」

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