残留に最後の望み託すサラゴサ、アトレティコが夢を打ち砕くか

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いよいよ最終節を迎えるリーガ・エスパニョーラ。いまだ降格チームは出ていないが、今節ですべてが決まる。現在17位デポルティボは勝ち点35、18位セルタは勝ち点34、19位レアル・サラゴサは勝ち点でセルタと並び、最下位マジョルカは勝ち点33と、この中から3チームが降格する。当然、勝ち点で上回るデポルティボは勝てば自力で残留を決められるという状況だ。

 サラゴサはアトレティコ・マドリーに勝てば残留できる可能性があるため、目指すものは勝利ただ1つだ。しかし、ここ3試合では勝ち星に恵まれず、1分2敗と元気がない。35節レバンテ相手にスコアレスドロー、前々節アスレティック・ビルバオ相手にホームで1‐2と敗戦を喫し、前節はベティス相手にアウェーで0‐4と大敗。この2連敗後の今節、果たしてサラゴサに余力は残っているのか。何が何でも今節は、勝利が必要だ。

 ポルトガル代表FWエルデル・ポスティガは、「自力で残留を決められず、他のチームの結果次第という状況は難しいものだが、チーム一丸となって全力で戦うことは確かだ。勝たなければならないし、結果を待たなければならない。審判が終了の笛を吹くまで戦う」と、気を吐いた。自力による残留はかなわないが、最後まで諦めないチームに期待が集まる。

 一方のアトレティコ・マドリーはすでに3位を手中にしており、気持ちにゆとりを持って最終節を迎える。今シーズンは死闘の末、レアル・マドリーを破ってのコパ・デル・レイ(国王杯)優勝、チャンピオンズリーグに予選免除での出場権獲得という偉大な功績を挙げた。

 ディエゴ・シメオネ監督は、「次のシーズンも今シーズンと同じように、成長し続けなければならない。コパ・デル・レイでは死闘を制し優勝したし、非常に重要な試合にも勝ってきたが、私はリーガでの優勝を望む。そこへ近づけるために成長しなければならないし、その方法を考え、近づいていきたい」と、来シーズンへ向けて抱負を語った。さらにモナコへの移籍が決まったコロンビア代表FWラダメル・ファルカオについては、移籍内定と報じられた際に、「人生の選択は個々の問題。個人の意見を尊重し、受け入れなければならない。彼には感謝したい」と、ファルカオの将来を喜んだ。飛躍の年となったシーズン最終節は、勝利で締めくくりたい。

【予想スタメン】
・サラゴサ [4‐2‐3‐1]
GK:1.ロベルト・ヒメーネス
DF:19.サプナル、22.ピンテール、4.アルバロ・ゴンサレス、21.アブラアム
MF:2.モビージャ、10.アポーニョ、32.ビクトル・ロドリゲス、6.ロドリ、11.モンタニェス
FW:9.ポスティガ

・アトレティコ・マドリー [4‐4‐2]
GK:13.クルトワ
DF:20.、18.(2.ゴディン)、23.、3.(22.インスーア)
MF:6.(7.アドリアン・ロペス)、4.、5.チアゴ、10.アルダ
FW:9.ファルカオ、19.

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