ジョニー・カルドーソ、アトレティコを魅了

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ムッソがオブラクのような活躍でトッテナムを苦しめ、フリアン・アルバレスが再びワールドクラスの輝きを放っていた一方で、先週水曜日の勝利後に見せたシメオネの満足感からは、試合の主役2人だけでなく、もう一人の“静かな英雄”にも強い評価を抱いていることがうかがえました。それがジョニー・カルドーソです。ミッドフィルダーはこの試合でも圧巻のパフォーマンスを見せ、アトレティコがここ5年ほど求め続けてきた「5番」をついに手に入れたことを感じさせる内容でした。そして、これから控える“決戦”においても大きな保証となる存在です。

シーズン前半は負傷に苦しみ出場機会を得られなかったものの、それを乗り越えた後は中盤での存在感を徐々に示していました。そしてロンドンでの一戦は、コパでのカンプ・ノウ終盤や、チャンピオンズリーグのブルッヘ戦(初ゴールを記録)と同様に、チームのバランスを支え、他の選手を輝かせる存在としての地位を確立するものとなりました。

その例として、試合最多となる11.45kmの走行距離(メトロポリターノでの第1戦でも最多で、いずれも2位に1000m以上の差をつけていた)、チーム最多となる6回のボール奪取、80分に相手コーナー付近で見せたサールへの激しいプレッシング、そしてボールを奪ってからカウンターを開始し、最終的にフリアンのゴールにつながったプレーなどが挙げられます。

ベティス時代を上回る数値
カルドーソの明確な成長の背景には、シメオネを魅了する2つの要素があります。一つは、負傷によりプレー機会を得られなかった時期にも黙々と努力を続けた姿勢。もう一つは、向上心と高いプロ意識です。トレーニング施設外でも多くの時間を費やし、自身のパフォーマンス向上に努めています。

特に、彼は個人アナリストをつけており、自身のプレーや対戦相手の分析だけでなく、戦術面・メンタル面の両方で準備を行っています。この徹底した姿勢が、現在の成長につながっています。

その成果は、アトレティコでのリーグ出場783分においても明確に表れています。ベティス時代と比較しても、以下のように多くの指標で上回っています。

  • パス成功率:88.4%(以前86.2%)
  • 1試合平均成功パス数:41.8本(以前32.7本)
  • パスによる前進:9.43(以前6.11)
  • ドリブルによる前進:3.45(以前2.36)
  • ボール奪取:3.58回(以前3.18回)
  • タックル:4.78回(以前2.72回)
  • 守備デュエル:10回(以前7.08回)
  • ペナルティエリア内での関与効率:2.35(以前2.22)
  • チャンス創出:0.46(以前0.37)

これらの数字は、彼を現代サッカー界における最も重要なアメリカ人選手の一人へと押し上げています。そして、将来的にはワールドカップ出場も視野に入れながら、その前段階としてネプトゥーノ(タイトル獲得)へ向かうチームを支える存在となっています。

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