ラージョ戦完敗…現地メディアが見たシメオネ監督への評価

この記事は約3分で読めます。

2月15日に行われたラージョ・バジェカーノ対アトレティコ・マドリー戦(0−3)は、現地メディアにおいてもアトレティコの不安定さと失速を象徴する試合として厳しく受け止められています。 特に、直前のバルセロナ戦で4−0の大勝を収めた直後という文脈が強調され、「大勝の勢いを生かせず、降格圏ラージョに完敗した」という落差が、シメオネ監督への評価を一段と辛口なものにしていると伝えられています。

各メディアの論調で共通しているのは、この敗戦が単なる「1試合の黒星」ではなく、リーグ戦3試合勝利なし、タイトルレースからの実質的な脱落という流れの中で語られている点です。 バルサ戦でのインパクトが大きかったからこそ、「タイトルを争うチームとしての一貫性を示せなかった」「ここ一番でのゲームマネジメントを誤った」という文脈で、責任の矛先が自然とシメオネ監督に向けられているという書きぶりが目立ちます。

具体的な批判点としてまず挙げられているのが、大幅なローテーションについてです。コパ・デル・レイでの激戦直後という事情から、主力を数多く入れ替えたスタメン起用自体は理解できるという声もある一方で、「相手を軽視した選択だった」「チームのリズムと強度を自ら手放してしまった」といった見方が多く示されています。 結果的に、ラージョのアグレッシブな入りとハイプレスに対してアトレティコは序盤から後手に回り、守備も攻撃も噛み合わないまま失点を重ねていったと評されています。

戦術面でも、現地での評価は芳しくありません。ラージョの前からの圧力に対して最終ラインからのビルドアップが安定せず、中盤もライン間のスペース管理に苦しんだと指摘されています。 試合の中での修正やリアクションについても、「対応が遅く、流れを変える手立てを打てなかった」「ベンチワークが試合にインパクトを与えられなかった」とされており、これまでのシメオネ監督のイメージであるタフなゲームマネジメントとは対照的な内容になってしまったと評価されています。

また、メンタル面・チームマネジメントの観点からも疑問符が付けられています。バルサ戦の大勝から一転して、ラージョ戦では集中力と強度が明らかに落ちていたとされ、「浮き沈みの激しさを抑えられていない」「シーズンを通じて安定して戦う土台を作れていない」といった批判が目立ちます。 これは選手個々の問題にとどまらず、シーズン全体のプランニングやロッカールームのコントロールといった監督としてのマネジメントにも踏み込んだ評価となっています。

一方で、完全に「監督だけの責任」と断じる論調ばかりではありません。連戦による疲労や一部選手のパフォーマンス低下も背景として挙げられており、ローテーションの必要性自体は理解を示す論評もあります。 それでもなお、「最終的にピッチ上の構図を決めるのは監督であり、この敗戦の重さを最も背負うべき存在はシメオネ監督だ」という結論に落ち着いている記事が多く見られます。

総じて、このラージョ戦におけるシメオネ監督への評価は、数値の採点こそ示されていないものの、言葉のレベルでは非常に厳しいものとなっています。ローテーションの切り方、試合の入り方と修正の遅れ、そしてシーズン全体を通した一貫性の欠如という三つの要素が重なった結果、「今季のリーグ戦の失速を決定づけた痛恨の一戦を招いた指揮官」として位置付けられている、というのが現地報道のおおまかなコンセンサスだと整理できると思います。

コメント