アトレティコ・マドリーは、動きが激しく緊張感に満ちた移籍市場を展開し、最終日まで粘ってアデモラ・ルックマン、オベド・バルガス、ロドリゴ・メンドーサの3選手を獲得しました。3人はいずれも最終日に正式発表され、元エルチェCFの選手であるメンドーサについては、締め切り時刻である深夜0時のわずか数分前に公式発表が行われるという、まさに“駆け込み”での成立となりました。
プロフットボールディレクターのマテウ・アレマニーとそのチームは、移籍市場序盤に最大4選手が退団した後、補強作業を最後まで残す形となりました。実際、ハビ・ガランは市場開幕の1週間前に移籍し、50万ユーロでCAオサスナへ向かいました。続いて、出場機会の少なかったカルロス・マルティンがラージョ・バジェカーノへ移籍しました。
いずれもチーム内での出番が限られていたため、痛手は比較的小さい退団でした。その後、コナー・ギャラガーの移籍が決まります。ロドリゴ・ベンタンクールの負傷を受け、トッテナム・ホットスパーが4,000万ユーロのオファーを提示し、アトレティコにとっては1年半前に支払った移籍金を回収できる、断ることのできない条件でした。さらにラスパドーリも退団しました。ローマが関心を示していましたが、最終的には約2,000万ユーロでアタランタへ移籍し、こちらもイングランド人選手と同様に投資額を回収する形となりました。
こうしてロヒブランコは本格的に補強へ動き出し、「中盤の強化」と「サイドの選手獲得」を前提に作業を進めました。中盤の第一候補は、以前からの悲願でもあったエデルソン(アタランタ)でした。ブラジル人MFは強くアトレティコ加入を望んでおり、最後まで交渉が行われましたが、アタランタは首を縦に振りませんでした。一方で、フェネルバフチェも狙っていたルックマンの放出には、より前向きな姿勢を見せました。支払い条件にイタリア側が納得せず、当初より1,000万ユーロ低かったオファーを、固定額3,500万ユーロまで引き上げるよう要求し、先週日曜日に合意が成立しました。なお、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)やマティアス・フェルナンデス=パルドも候補リストに挙がっていました。
中盤は最優先課題
中盤の補強は依然として課題でした。アレマニーは常に「チームを底上げする差別化できる選手」の必要性を語っていましたが、最終的に加入したのは将来性を重視した2人であり、ディエゴ・シメオネが強く求めていた即効性については、これから見極める必要があります。
まず成立したのが、アメリカ出身でメキシコ代表歴を持つ20歳のオベド・バルガスの獲得です。シアトル・サウンダーズ所属の同選手は、幼少期からの夢であったアトレティコ・マドリー加入を果たしました。クラブワールドカップでの両チーム対戦時にその思いを公言し、数か月後に現実のものとなりました。
しかし、もう一人が必要でした。長らくクラブのレーダーに入り、レアル・マドリー、FCバルセロナ、アーセナルFCといったビッグクラブも注視していたものの、今冬の市場では名前が浮上していなかった選手――それがロドリゴ・メンドーサです。
同じく20歳で、スペインU-21代表のムルシア出身MFは、エルチェの至宝とされてきました。才能あるミッドフィルダーですが、11月以降はエデル・サラビアの構想で先発から外れる状況が続いていました。移籍金は1,600万ユーロに加え、将来の売却時の一定割合が設定されており、これはオベド・バルガスの契約(約800万ユーロ)にも盛り込まれた条件です。バルガスは当初レンタルに出される予定でしたが、最終的にはトップチームに残ることになりました。
4人の退団と3人の加入。3人の補強はいずれも市場最終日に発表されました。ディエゴ・シメオネにとっては3つの新たなピースであり、そのうち1人(ルックマン)は実績十分、残る2人は将来への投資です。木曜日にはコパ・デル・レイ、そして数日後にはチャンピオンズリーグを控えるアトレティコで、チョロがこれらの駒をどう使い、評価していくのかが注目されます。

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