アトレティコ・マドリーは、この冬の移籍市場で一方向にのみ動いてきたわけではありません。むしろ双方向での動きがあり、特にウインドー序盤には退団が相次ぎました。
しかし、その4件の移籍だけが起こり得た出来事ではありませんでした。ディエゴ・シメオネはボデ/グリムト戦を前に、「私はいつも言ってきましたが、最終日までは何が起きてもおかしくありません。14年前から同じことを言っています。加入であれ退団であれ、起こり得るすべてに備えています。移籍市場が閉まった時、クラブにとってプラスであることを願っています。それが最も重要です」と語りました。戦力がわずか20人という状況から、終盤にこれ以上の退団はないと見られていただけに、この発言はやや意外なものでした。
もっとも、アトレティコの思惑と、市場そのものが持つ独自の流れは別物です。アデモラ・ルックマンの加入が決まったことで、ロヒブランコから“掘り出し物”を狙おうとするクラブも現れました。『Sky Sport』によれば、ユベントスがアレクサンデル・セルロート獲得に向けて動きを見せたとのことです。ただし、移籍市場最終日に交渉が活発化したとしても、成功する可能性は低いとされています。
エン=ネシリやマウロ・イカルディの獲得が消滅した後、ルチアーノ・スパレッティ率いるチームにとって、ノルウェー人FWは最優先候補となりました。しかし、アトレティコはこのスカンジナビアのストライカーを放出する意思を一切持っていません。
現在、セルロートはチーム内で最も好調なアタッカーであり、ルックマンが加入したとはいえ、攻撃陣に余裕があるわけではありません。今季は公式戦30試合で10ゴール1アシストを記録しています。
アトレティコは、数千万ユーロに設定されているセルロートの契約解除条項を根拠に、交渉に応じない姿勢です。さらに、チームで最高の状態を迎えている本人も、最近になってマドリードを離れる意思がないことを明言しています。2026年に入ってからの8試合で5ゴールを挙げているノルウェー人FWは、「組み合わせですね。出場時間が増え、チームも自分を求めてくれています。この流れにとても満足していますし、続いてほしいです。ここで本当に幸せです。ピッチでそれを示していますし、アトレティコでプレーし続けたいです」と語りました。

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