ラングレの負傷により、アトレティコは冬の移籍市場での対応を検討せざるを得なくなる

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アトレティコ・マドリーは、わずか15日前には想定していなかった難しい判断を迫られる状況に直面しています。コルチョネロスは、予期せぬ放出が起こらない限り、迫る移籍市場で大きな動きをする必要はないと考えていました。

しかし、クラブが想定していなかったのが、クレマン・ラングレの重い負傷です。12月17日(水)に行われたコパ・デル・レイの試合で負ったもので、メディカルチェックの結果、右膝の「他部位の損傷を伴わない内側側副靭帯の高グレード捻挫」と診断されました。

アトレティコのメディカルレポートでは、「試合開始からわずか10分で交代を余儀なくされたこのフランス代表選手は、経過観察中である」と付け加えられています。離脱期間は明示されていませんが、最長で約2か月に及ぶ可能性があることが明らかになっています。この種の高グレードの負傷では、選手や回復状況にもよりますが、おおよそ5〜6週間以上の回復期間が必要とされます。

この期間内であれば、回復の進み具合によって前後する可能性はあるものの、ラングレは2025年最後の試合となる次の日曜日のジローナ戦を欠場するだけでなく、2026年最初のラ・リーガではレアル・ソシエダ、アラベス、マジョルカ、レバンテ戦、さらにチャンピオンズリーグのガラタサライ戦、ボデ/グリムト戦、そしてサウジアラビアで行われるスペイン・スーパーカップ(準決勝でレアル・マドリーと対戦)にも出場できない見通しです。

この重要な離脱を受け、アトレティコ・マドリーは冬の移籍市場でどのような対応を取るべきかを検討しています。負傷は当初予想されていたほど深刻ではありませんが、それでも最悪の場合でおよそ2か月の離脱となります。シーズンの重要な局面で多方面の戦いが控える中、シメオネ監督はチームを可能な限り万全な状態にしておきたいと考えています。

現時点では、対応策について検討段階にあり、選択肢は2つあります。マルク・プビルがセンターバックとして台頭してきたことで、アトレティコは冬の移籍市場で新たなDFを補強する必要性を再考しています。チョロは以前から、カタルーニャ出身のプビルをサイドバックよりもセンターバックとして評価していると繰り返し述べており、最近の試合でのパフォーマンスによってレギュラーとしての地位を固めつつあります。そのため、ラングレの不在を補うために、急いで別のセンターバックを獲得する必要性は薄れています。

とはいえ、市場の閉幕までに何か事態が起これば、選手の獲得に動く可能性はあります。その場合、最も有力な形はレンタル移籍(買い取りオプションの有無は問わず)となるでしょう。フランス人DFが負傷中とはいえ、シーズンの残り3分の1には復帰してプレーできる見込みであり、前述のプビルを含めれば、今季を戦ううえで計算できるセンターバックは5人いると考えられているからです。

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