VARのないカップ戦:アトレティコにはPK、レアル・マドリーにはファウル

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コパ・デル・レイの16強ラウンドはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)なしで行われ、その結果、物議を醸すプレーがいくつか生まれました。そのうちの2つは、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーの試合で起きたものです。まったく同じようなプレーでありながら、判定は完全に異なるものでした。

エスタディオ・バレアルでは、試合終盤にフアン・ムッソが空中のボールを処理しに出ました。アルゼンチン人GKはタイミングが遅れ、アトレティコ・バレアレスの選手と接触し、拳で相手の頭部を打ってしまいました。

主審のアレハンドロ・エルナンデス・エルナンデスは一切迷うことなくPKを宣告しました。その時点でのスコアはアトレティコ・マドリーが1-3とリードしていました。コルチョネロの守護神は、バレアレスのストライカーであるトバールのPKを見事に止めました。しかしその後、ニコ・ゴンサレスが犯したファウルによって再びPKが与えられ、今度はGKも止めることができませんでした。

もう一つのプレーは、レアル・マドリーとタラベラがコパ・デル・レイの16強進出を懸けて戦ったエル・プラドで起こりました。試合最終盤、シャビ・アロンソ率いるチームが2-3とリードしている状況で、ルニンがボールに向かって飛び出しました。地元チームのFWが先にヘディングで触り、その後、ウクライナ人GKが相手選手に接触しました。

しかし主審のギジェルモ・クアドラ・フェルナンデスはPKを取らず、タラベラの攻撃側のファウルを宣告しました。この判定は、すでに非常に物議を醸すPKによってマドリーが先制していたこともあり、地元サポーターの怒りを買いました。

そしてこの判定は、アトレティコ・マドリーのファンも激怒させました。似たようなプレーに対して、2人の主審が規則の適用において二重基準を示したとして、SNS上で大きな反発が起こりました。記者や元審判員たちも、この2つのプレーは同一のものだという点で意見が一致しています。本来であれば、VARがあれば同じ判定が下されるべき場面だったはずですが……。

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