アトレティコ・マドリーの今シーズンは決して簡単なものではありません。その証拠に、コルチョネロスはすでに今季7チームもの首位チームと対戦しており、これはヨーロッパでも誇れる…というより、語らざるを得ないほどの異例の状況です。
最初に首位チームと対戦したのはリバプールでした。当時、アルネ・スロット監督率いるリバプールはプレミアリーグ開幕4連勝で首位に立っていました。ピッチ上では、アトレティコが0-2から追いついたものの、最後にファン・ダイクのアディショナルタイムのゴールで敗れました。この試合を境に、リバプールの失速が始まりました。
数週間後、ラ・リーガの首位チームと対戦することになりました。レアル・マドリーがメトロポリターノを訪れ、数試合の不調で揺れていたアトレティコは苦しい状況で迎えました。白い巨人は一時1-2とリードしましたが、シメオネのチームは反撃して逆転に成功し、最終的には5-2で大勝しました。
そのまた数週間後、アトレティコは再びイギリスへ向かい、今度はプレミアリーグ首位のアーセナルと対戦しました。試合は非常に拮抗していましたが、セットプレーから試合が動きました。ガブリエウ・マガリャンイスの1-0の後、わずか10分間でさらに3失点し、0-4の大敗となりました。内容に比べれば、あまりにも重い敗戦でした。
11月には、ベルギーのジュピラー・プロリーグ首位のユニオン・サン=ジロワーズがメトロポリターノを訪れました。彼らはアトレティコを苦しめましたが、最終的に3-1で勝利しました。
その次にヨーロッパで迎えた相手はインテル・ミラノでした。当時、インテルはアーセナル、バイエルンと並んでチャンピオンズリーグの首位グループに属していました。メトロポリターノへ来るまでに4勝で12ポイントを獲得していました。アトレティコは、試合終了間際のホセマ・ヒメネスのヘディングで2-1の勝利をもぎ取りました。
そして直近では、ラ・リーガ首位のバルセロナと対戦するためカンプ・ノウを訪れました。アトレティコが先制したものの、バルサが逆転して3-1で勝利しました。わずか数分だけ首位に立ちながら、最終的には6ポイント差をつけられてしまう結果となりました。
そして今週火曜日、アトレティコはエールディビジ首位のPSVアイントホーフェンを訪れます。現在、PSVはフェイエノールトに6ポイント差をつけて首位に立っており、13勝・1分・1敗と素晴らしい成績を残しています。
これまでに、アトレティコは今季すでに6つの首位チームと対戦し、結果はホームで3勝、アウェーで3敗。PSV戦は、7度目の「首位との対戦」となります。
間違いなく、アトレティコは今季ツキがありません。12月の段階で、ラ・リーガ首位チームと2度、プレミアリーグ首位チームとも2度対戦しているのですから。しかし、それでもなお、アトレティコはすべての大会で生き残っています。

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