フラメンゴが獲得した4度目のコパ・リベルタドーレスには、いくつかの裏話が隠されています。監督と選手の両方で優勝したフィリペ・ルイス、リベルタドーレス2回とチャンピオンズリーグ2回を制した初の選手であるダニーロ、そして2019年にパブロ・マリが同じくフラメンゴで達成して以来、このトロフィーを掲げた2人目のスペイン人選手であるサウールです。
決勝戦では控えで出場機会のなかったサウールは、昨年7月にフラメンゴに加入しました。当時、彼の行き先はトルコのトラブゾンスポルになると思われていました。「私は、彼が確実な契約だと分かっていたトルコのクラブのプライベートジェット機から彼を引き抜いたのです。そのせいで寝られませんでした」と、後にフラメンゴのスポーツディレクターであるジョゼ・ボト氏は語り、ブラジルの「午前5時近くに契約をまとめた」と明かしました。
フラメンゴの努力と、サウールが元アトレティコのチームメイトであるフィリペ・ルイス監督と再会するという決断が、このコパ・リベルタドーレスという形で報われました。リベルタドーレス優勝以前に、サウールはアトレティコ・マドリーでヨーロッパリーグ2回、国王杯1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ1回、UEFAスーパーカップ1回を獲得しています。
センターバックのパブロ・マリが、現在サウールが歩むこの道の始まりを作った人物です。2019年7月にフラメンゴに加入した彼は、同年11月にコパ・リベルタドーレスを制した最初のスペイン人サッカー選手となりました。それもまたフラメンゴの一員として、そして2025年大会と同じくリマのスタディオ・モヌメンタルでの出来事でした。フラメンゴは、ガブリエウ・バルボーザ(ガビゴル)の89分と92分の2ゴールにより、リーベル・プレートに2-1で勝利しました。リーベルは15分にラファエル・サントス・ボレのゴールで先制していました。パブロ・マリは先発フル出場を果たしました。

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