アトレティコ・マドリーはラ・リーガに再び食らいついてきています。ちょうど2カ月前までは、これが実現するのは非常に難しいと思われていました。シーズン最初のマドリード・ダービーを戦うためにレアル・マドリーがメトロポリターノを訪れた頃です。その時点で、首位の白いチームは、結果より内容は良かったものの、不安定なスタートを切ったアトレティコに対して9ポイントのリードを持っていました。
もしシャビ・アロンソ率いるチームが勝利していれば、ディエゴ・シメオネのチームは12ポイント差をつけられていたことになります。シーズン序盤とはいえ、その差を取り戻すのは難しかったでしょう。しかしアトレティコは応えました。しかも圧巻の形で。レアル・マドリーに5-2の勝利を浴びせ、再びすべてを争う候補であることを示し、“終わった”と思われていたチームがまだ生きていることを証明しました。
その鮮やかな勝利のあと、チームはバライドスでのセルタ戦で2ポイントを落としました。この試合は、前半終了前にクレマン・ラングレが2枚目のイエローカードで退場となったことが影響しました。しかしそれ以来、アトレティコ・マドリーは勝つことしか知りません。現在のリーグで最も良い連勝記録を達成しています。
ロヒブランコのチームは、ラ・リーガでオサスナ、ベティス、セビージャ、レバンテ、ヘタフェを連続で破り、5連勝を成し遂げました。それに加え、レアル・マドリーが勝ち点を落としたことで、アトレティコは首位までわずか4ポイント差に迫っています。ただし、間にはビジャレアルが1ポイント上に、そして2位のバルセロナが3ポイント上におり、1週間後にはカンプ・ノウで直接対決を迎えます。
現在アトレティコは、チャンピオンズリーグでインテル・ミラノとの対戦が控えており、これは欧州最高峰の大会におけるマドリード側の行く末を左右する重要な一戦となります。その後、メトロポリターノにはレアル・オビエドが土曜日の夜21時に訪れます。これは、カタルーニャへ向かいハンジ・フリック率いるチームと対戦する前に、再び勝利を積み重ねるには絶好の機会に思われます。この試合は、来年1月にサウジアラビアで行われるスペイン・スーパーカップの前倒しとして行われる第19節にあたります。

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