グリーズマン、“ヨーロッパのグラン・レセルバ(特級ワイン)”として、コレアの後継者に

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アトレティコ・マドリーは、11月23日(日)に公式戦へ復帰します。対戦相手はヘタフェで、昨シーズンはコリセウムでアトレティコを破ったチームです。その敗戦は、アトレティコがタイトル争いから転落していく“最初の階段”となりました。

しかし、その舞台は、今週の様子を見る限り先発ではないと見られているものの、アントワーヌ・グリーズマンにとっては良い記憶を呼び起こす場所でもあります。とはいえ、先発でないことは、彼が最近数カ月で見せている“最高のパフォーマンス”を妨げるものではありません。背番号7の彼は、まるでワインのように“グラン・レセルバ”へと変貌しました。ワールドカップ王者は、再発明を遂げているのです。

この夏、10年以上アトレティコに在籍したアンヘル・コレアが退団した際、クラブのスポーツディレクションの課題の一つは、彼が果たしていた役割を埋めることでした。コレアは試合の流れを変えるための最高の切り札であり、ベンチから出場してゴールを決めるスペシャリストでした。

当初は、ジャコモ・ラスパドーリやティアゴ・アルマダといった選手が、その役割を担うためにアトレティコに来たのではないかと考えられていました。しかし、驚きだったのは、アントワーヌ・グリーズマン自身が、その“グラン・レセルバ”の役を担う存在になったことです。キャリアを通じて常に主役であり、ほぼ不動の先発だった彼は、自らを再構築する必要がありました。そして、その数字がすべてを物語っています。現在、彼は5ゴールを記録していますが、そのうち4つは途中出場で決めたものです。

言うまでもなく、今季のアトレティコで最も貢献している控え選手であり、さらにヨーロッパの五大リーグ(イングランド・ドイツ・イタリア・フランス・スペイン)全体でも、ベンチからの得点数で2番目に多い選手となっています。

今季の五大リーグで、途中出場からグリーズマンより多くゴールに関与している選手は、オリンピック・マルセイユのホビニョ・ヴァスただ一人です(合計5得点:グリーズマンより1つ多い)。グリーズマンの4得点という数字は、リールのハムザ・イガマネ、そしてケルンのサイード・エル・マラと並んでいます。

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