アトレティコ史上最高額の移籍選手から、クリスティアーノを抑えてアラビアの“ピチーチ”へ

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2019年7月3日、ベンフィカはジョアン・フェリックスのアトレティコ・マドリーへの移籍を発表しました。移籍金は1億2,700万ユーロ。これはアトレティコ史上、選手獲得に支払われた最高額です。2024年夏にマンチェスター・シティから獲得したフリアン・アルバレスや、グリーズマン、ファルカオといった大物補強の金額をも上回るものでした。

この移籍は、6年後にはアトレティコ・マドリーのピッチ上でチームを牽引する存在になるという期待のもとに行われました。しかし現実はそうならず、2024年夏、彼はチェルシーへ5,000万ユーロで放出され、クラブを後にしました。それは、スタンフォード・ブリッジでの最初の挑戦でも成功できず、バルセロナでも結果を残せなかった後のことでした。

ロンドンでの2度目の挑戦も実を結ばず、ミランへのレンタル移籍を経て、最終的にサウジアラビアのアル・ナスルへ移籍することになりました。

そして今、彼はアラビアで輝いています。現在、リーグ戦で10ゴールを記録し、チームメイトであり代表でも同僚のクリスティアーノ・ロナウド(9ゴール)や、アル・カリジのジョシュア・キング(同じく9ゴール)を抑えて得点ランキング首位に立っています。これに続くのは、アル・ヒラルのマルコス・レオナルド、アル・カディシーヤのキニョーネス、アル・タアウウンのロジェル・マルティネスといった選手たちで、それぞれ6ゴールとなっています。

このリーグには、ベンゼマ、マネ、マテオ・レテギ、ラカゼット、そしてヤニック・カラスコなど、世界的な名選手が数多く在籍しています。そんな中で、ジョアン・フェリックスはついに自身の才能を最大限に発揮できる場所をサウジアラビアで見つけたようです。

アトレティコでチームの中心となっているはずだった6年後の今、彼はチェルシー、バルセロナ、ミランでの失敗を経て、サウジ・プロリーグで大成功を収めています。

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