アトレティコ・マドリーの歴史の一部になるために何が必要かを誰よりもよく知っている人物がいるとすれば、それはガブリエル・フェルナンデス・アレナスです。マドリード出身の彼は、クラブの長い歴史の中でも最も重要で影響力のあるキャプテンの一人です。
アカデミー出身のガビ氏は番組『エル・クラブ・デ・ウリア(El Club de Uría)』に出演し、今後ピッチ上とベンチ上の両方で鍵となる人物たちの名前を挙げました。
まず最初に、コケ・レスレクシオンの後を継ぐ中盤の後継者として、パブロ・バリオスの名前を挙げました。ガビは彼について「もう“兵役(=修行期間)”を終えた」と表現し、「アトレティコは未来を担う宝石のような選手を手にしている」と語りました。「彼は逃げません。アトレティコを背負ってプレーしており、身体的にも驚異的です。今やリーガ・エスパニョーラの中でも最も重要な選手の一人であり、アトレティコ・マドリーでは特別なオーラを放っています。長くその力を発揮し続けてくれることを願っています」と称賛しました。
次に、ガビがアトレティコの近い将来を支えるもう一人の重要な存在として名前を挙げたのが、ジュリアーノ・シメオネです。彼について「困難な時こそ、持っているエネルギーを引き出す選手」と語り、「チームが崩れそうなときでも、前に進まなければならないという気持ちをチーム全体に伝えられる。グループにそうした活力を与えられる選手であり、それは非常に価値があることです。最近の試合では判断も的確で、落ち着きを持ってプレーしていますし、決定的な選手になっています。彼をよく知る私からすれば、まだ成長の限界には達していません。彼のようなフィジカルで、ここまでのレベルを維持して戦うのは簡単ではありません。ケガをせず、さらに成長を続けてほしいと思います。ジュリアーノとバリオス、この2人がクラブの未来を形作っていくでしょう」と『エル・クラブ・デ・ウリア』で語りました。
さらにガビは、多くの人がすでにピークを過ぎたと見ていたコケの今季の高いパフォーマンスも称賛しました。「コケは非常に高いレベルでプレーしています。年齢を理由にその実力を疑う声もありますが、現時点で彼は不可欠な存在です。リーガやチャンピオンズリーグで、彼は10〜12年もの間、常に最も走る選手の一人であり続けています。長年にわたって同じパフォーマンスを維持しているのです。彼の限界はわかっていますが、それがいつ訪れるかはわかりません。私にとってコケは、ほぼ代えのきかない存在です」と、自身のキャプテン後継者について語りました。
ベンチの未来
最後にガビは、アトレティコの将来的な監督候補としてある名前を挙げました。それは、現在プリメーラRFEFグループ2でアトレティコ・マドリレーニョを首位に導いているフェルナンド・トーレスです。
「フェルナンドは本当に勤勉な男です。自分のやることに対して常に完璧を追い求めるタイプで、どんなことでも最高を目指しています。そして今、その姿勢がすべて良い方向に現れています。フェルナンドが近いうちにアトレティコの監督になる可能性は十分にあると思います」と『エル・クラブ・デ・ウリア』で語りました。

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