アトレティコ、43年ぶりの「先制パンチ」達成

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アトレティコ・マドリーは、今シーズンの序盤に苦しい立ち上がりを見せた後、多くの課題を修正しなければなりませんでした。7人の新戦力の加入、数々の変更、そして個々のミスや守備・攻撃両面での決定力不足、新加入選手の適応など、チームの可能性を制限する要因がいくつもありました。

そうした状況の中でも、特定の試合では決定機を多く作りながらも決め切れないことがあったとはいえ、実際の得点数に関しては大きな問題があったわけではありません。

そのことは、データを見れば明らかです。今季、アトレティコは16試合のうち1試合を除き、すべての試合で得点しています。さらに、そのうち6試合では3ゴール以上を記録しました。つまり、アトレティコにはしっかりと“火力”があるということです。1試合あたりの平均得点は2.1点という高い数字を残しています。

このように、チームの得点ペースは非常に高く、Optaのデータによると、アトレティコ・マドリーは今季(2025-26シーズン)のラ・リーガで、これまでの12試合すべてで先制点を挙げているという見事なゴール記録を達成しています。

この現象は、ルイス・アラゴネス監督の下で戦っていた1982-83シーズン以来、実に43年ぶりのことです。アトレティコがこれほどの攻撃的スタートを切ったのは、まさに久しぶりの快挙といえます。

ただし、この点において唯一の課題を挙げるとすれば、シーズン前半戦にうまく勢いに乗れなかったため、12試合のうち7試合しか勝利できなかったことです。残りの試合では、4試合で追いつかれ(エルチェ、アラベス、マジョルカ、セルタ戦)、1試合では逆転負け(エスパニョール戦)を喫しました。

それでも、残る試合ではその“先制パンチ”がしっかりと勝利につながっています(ビジャレアル、ラージョ、レアル・マドリー、オサスナ、ベティス、セビージャ、レバンテ戦)。

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