アトレティコ、メトロポリターノの新しい外装を発注

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アトレティコ・マドリーは現在、「スポーツシティ」という大規模プロジェクトの建設を進めています。先週、シメオネ監督をはじめとするチーム全員が工事現場を訪れ、その進捗を確認しました。選手たちはその規模と出来栄えに感銘を受けたようです。

クラブはこの大型プロジェクトに取り組む一方で、メトロポリターノの小規模な改修も進めています。具体的には、スタジアムの外壁、つまりファサード(外装)のリニューアルです。

この件について、アトレティコ・マドリーのスタジアム(および旧「ラ・ペイネタ」=現スタジアム西スタンド)を設計した建築家アントニオ・クルス氏が確認しました。

クルス氏はクラブの決定に完全に賛同しているわけではないものの、要請に応じる姿勢を示しています。「アトレティコから、外装を変更して新しいイメージを与えてほしいと依頼がありました。彼らには理解できない部分もあるのですが、コンクリートという素材を“高貴な素材”とは思っていないようです。彼らがそう求めていて、自分がやらなければ他の誰かがやるだけです」と、雑誌『Arquitectura y Diseño』のインタビューで語っています。そして「他の誰かに任せるくらいなら、自分でやる方がいい」と付け加えました。

アントニオ・クルス氏は、1990年代に手掛けたラ・ペイネタの建設を今でも懐かしく思い出すと語っています。「このプロジェクトは非常にシンプルな構成で特別でした。構造、形、機能がすべて一つの要素と一つの素材に集約されていたのです」と述べています。

音響の課題について
この外装リニューアルに加え、同スタジオはスタジアムの音響改善にも取り組んでいます。これは、コンサートの音をより良く響かせると同時に、周辺住民への騒音を軽減することを目的としています。現時点では騒音に関する苦情は一切ないものの、将来的な対策として進めているとのことです。

クルス氏のチームは「音の出入りが生じやすいスタジアムの角部分に手を加え、音の抜けを抑えながら、観客と演奏者の双方にとってライブ体験をより良いものにする」ことを目指していると、このメディアは伝えています。

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