シメオネ監督、ロンドでのジュリアーノに厳しい態度を見せたシメオネ:「私としては、君が入るべきだ」

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アトレティコ・マドリーは、11月4日(火)に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節、ユニオン・サン=ジロワーズ戦に向けた最終調整を行いました。そのトレーニング中のある光景が、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

チームは序盤の苦しい時期を乗り越え、完全に軌道修正した様子です。ラ・リーガでは3連勝中で、その3試合すべてで無失点。チームの雰囲気も非常に良好です。

過密日程の中ではありますが、コーチ陣は選手たちに少し気分転換をしてもらおうと、練習の前半に楽しめるロンド(ボール回し)を取り入れました。そして、そこにはディエゴ・パブロ・シメオネ監督本人も参加。まるで現役時代を思い出すかのように、いまだに選手のような姿勢を見せていました。シメオネ監督は他の選手たちと同様に笑いながらプレーし、非常に和やかなムードに包まれました。

監督はまるで現役時代のようにスライディングタックルを見せ、選手たちを挑発していました。「見ろよ、見ろよ、この舞いっぷり」と言いながらボールを回すシメオネ。しかし、最後には自分自身が“舞わされる”側になってしまいます。20回以上も連続でパスを回され、選手たちは大喜び。グリーズマンなどはアルゼンチン訛りをまねしながら、シメオネがよく使うフレーズを叫びました。「最初のプレッシャーだ、最初のプレッシャーだ」と。

面白い場面はそれだけではありません。シメオネは誰に対しても容赦なし。特に息子のジュリアーノに対しては厳しかったようです。「俺の見立てでは、お前が入るべきだ。俺はそう思う、そう思う」と、マルコス・ジョレンテとの間で誰が中に入るか曖昧になった場面で、父から息子への厳しい指摘。ジョレンテも便乗して「俺もそう思う」と冗談交じりに返していました。

ジュリアーノは災難続き。ラングレの強烈なスライディングを受けて痛がり、シメオネはまるで試合中のように「交代を」と指示。ジュリアーノは「なんてタックルだよ!」と苦笑しながら訴えました。

また、セルロートがパスを受け損ねた場面では、ノルウェー人FWがジュリアーノを睨みつけながら「何だそのパスは? 1メートルだぞ、1メートル!」と詰め寄る一幕も。ジュリアーノは必死に説明していました。

ロンドの熱気はそれだけで終わらず、ジョレンテがコケにちょっかいを出す場面も。「いいねぇ、コキン、いいねぇ。楽団みたいだよ、楽団!」と冗談を飛ばし、コケに股抜きを決めた際には「よっしゃ、取ったぞ!」と大はしゃぎ。

和やかさと情熱が入り混じる、アトレティコらしい熱いトレーニング風景となりました。

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