アトレティコ・マドリーの女子チームは、現在代表戦による中断期間に入っています。チームにはそれぞれの代表に招集されている選手が複数おり、クラブとしては彼女たちの活躍と無事の帰還を見守っています。
アトレティコの指揮官ビクトル・マルティン監督は、選手たちが代表で良いパフォーマンスを発揮し、さらにフィジカル面で問題なくチームに戻ってくることを願っています。
その中でも注目すべき存在が、ルアニー・ヴィトーリア・ダ・シウヴァ・ローザです。現在22歳のブラジル人アタッカーであり、まさに“原石”とも言える才能の持ち主です。今シーズンはこれまでに12試合に出場し、6ゴール・5アシストを記録しています。
さらに彼女は代表チームでも大きく飛躍しています。今回の代表ウィークでは、ブラジル代表をイタリア戦の1-0勝利に導く決勝ゴールを挙げました。
ルアニーは2024年7月に初めてブラジル女子代表に招集され、オリンピック前のグランジャ・コマリでのトレーニングキャンプに参加しました。それから9か月後、アメリカとの親善試合に再び呼ばれ、ついに代表のレギュラーとして地位を確立しました。彼女はブラジル代表が前回の女子コパ・アメリカを制した際のメンバーでもあり、その大会では2ゴールを決めています。ブラジル国内では、次の国際大会に向けて代表の主力候補の一人と見なされています。
アトレティコは2024年夏、ルアニーをシアトル・レインから獲得し、契約期間は2027年までとなっています。彼女はラ・リーガF(女子リーグ)の9月度月間最優秀選手賞を受賞しました。
そして現在、チームの同僚であり同郷のジオ・ガルベリーニが重傷により長期離脱を余儀なくされている中、ルアニーはさらに大きな責任を担い、チームを牽引する存在として一段上のステップを踏むことが求められています。

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