アトレティコ・マドリーが、セビージャMFビトロ・マチンの獲得を目指しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
昨夏にもディエゴ・シメオネ監督の要請によってビトロを狙ったアトレティコ。しかし獲得を実現することはかなわず、その代わりにMFニコ・ガイタンをチームに加えたものの、うまくは機能しなかった。これによりシメオネ監督は、再びビトロの獲得に執着している様子だ。
アトレティコは未成年選手の獲得・登録に違反したとしてFIFAから選手登録禁止処分を受けており、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に同処分の取り消しを求めている。だが『マルカ』によれば、同クラブは5月30日までに下されるCASの判決に関係なくビトロの獲得を目指すという。
アトレティコは、同様に選手登録禁止処分を受けた経験があるバルセロナのやり方を踏襲する考えとされる。バルセロナは処分が適用されていた2015年夏にMFアルダ・トゥラン、MFアレイクス・ビダルと契約を結び、次の冬の移籍市場で正式に選手として登録した。
アトレティコはこれを踏襲して、CASによってFIFAの処分が取り消されない場合には、今夏にビトロと契約を結び、冬の市場から戦力に加える考えとされる。なおビトロの契約解除金は4000万ユーロに設定されているが、アトレティコには同額を支払ってでも、獲得を実現する考えがあるようだ。
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