コケはアトレティコ・マドリーで新たな記録を打ち立て続けていますが、自ら記録を生み出しているとも言えます。バジェカス出身の彼はすでにクラブ史上最多出場選手であり、現在公式戦通算695試合に出場しています。そしてセビージャで行われるレアル・ベティス戦で、その数字は696に到達する見込みです。まさに驚異的な数字です。
ディエゴ・パブロ・シメオネ監督の最新のテストによれば、コケはパブロ・バリオスとともにラ・カルトゥーハで先発出場する予定です。ジョニー・カルドーソの負傷離脱もあり、これは理にかなった選択です。今季のコケは、当初想定されていた以上に重要な役割を担っています。
この試合で、コケはアトレティコでの「先発出場600試合目」を迎えます。これは本当に驚異的なことで、クラブの歴史上、600試合の公式戦出場に到達した選手は一人もおらず、コケはそれを“先発”で成し遂げようとしているのです。参考までに、クラブ歴代2位の出場数を誇るのはアデラルドで553試合、そのすぐ後をオブラクが507試合で追っています。
現キャプテンであるコケのこの記録は、まさに偉業といえます。これまでの695試合のうち、なんと599試合で先発出場しており、これは彼がどれほどチームに貢献してきたかを物語っています。控えから出場したのはわずか96試合のみです。
彼の初先発は2010年5月15日、キケ・サンチェス・フローレス監督のもとで行われたヘタフェ戦でした。その日、アトレティコはビセンテ・カルデロンで0-3と完敗を喫しました。
その前には、バルセロナ、アルメリア、スポルティング・デ・ヒホン戦で途中出場しています。なお、カンプ・ノウで彼をトップチームデビューさせたのはアベル・レシーノ監督でした。
シメオネ監督の就任2年目になってようやく、コケはレギュラーの座を確保しました。ジエゴ・リバスの退団がきっかけで、チョロはコケを不可欠な存在とみなすようになったのです。実際、シメオネが監督に就任した当時、コケはマラガ移籍目前でしたが、監督の説得で残留。以降、シメオネは移籍市場のたびに「コケは絶対に放出不可の選手だ」と繰り返し要求してきました。
そして今後数週間のうちに、コケはクラブ史上初の「公式戦700試合出場選手」となる見込みです。一つのクラブでこの数字に到達できる選手は、世界でもごくわずかです。その道のりの中で、まずはラ・カルトゥーハで行われるレアル・ベティス・バロンピエ戦で、アトレティコ・マドリーの“先発600試合目”という節目を迎えることになります。

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