コナー・ギャラガーへの「本気の」関心

冬の移籍市場の開幕まで、あと2か月あまりとなりましたが、アトレティコ・マドリーはすでに動きがあることを把握しています。カルロス・ブセロとマテウ・アレマニーが率いる新たなスポーツディレクション部門は、チームからの放出を希望する選手たちへの対応を進めなければなりません。

その中の一人が、コナー・ギャラガーです。彼はアトレティコでの2シーズン目となる今季、非常に控えめな役割にとどまっています。イギリスの報道によると、マンチェスター・ユナイテッドがこのアトレティコ所属のミッドフィールダーに対して「本気の関心」を持っており、1月の移籍市場での獲得を検討しているとされています。

思い出されるのは、今夏の移籍市場の最終日にユナイテッドがローン移籍のオファーを提示したものの、アトレティコ側がこれを拒否したという経緯です。

ギャラガーは2024年8月にアトレティコへ4,000万ユーロで加入しましたが、ディエゴ・シメオネ監督のもとでは出場機会が限られており、ラ・リーガとチャンピオンズリーグを合わせたチームの最初の12試合のうち、先発出場はわずか4回にとどまっています。

現時点でアトレティコは、この件について正式に話し合う意向はありません。ただし、もし選手本人が移籍を希望するような状況になった場合、クラブとしては少なくとも6,000万ユーロを移籍金として求める方針です。

マンチェスター・ユナイテッドは中盤の補強を必要としており、またギャラガー自身も2026年ワールドカップでイングランド代表入りを果たすために出場機会を確保したいと考えていることから、イギリスの記者ベン・ジェイコブズ氏によれば、ユナイテッドが再び獲得に動く可能性があるとのことです。

「マンチェスター・ユナイテッドには、焦って買い物をしてほしくはありません。しかし、出場機会の不足、不満、または単に適正価格での取引などの理由から、1月に獲得可能となる選手が何人か出てくるでしょう」と、市場分析に詳しい同氏は『The United Stand』に語っています。

「ジョーブ・ベリンガムやコナー・ギャラガーは、そうした名前のひとつになる可能性があります。コナー・ギャラガーに関しては、実際に現実的な選択肢であり、マンチェスター・ユナイテッドの関心も本物です。ギャラガーは代表入りのチャンスを広げるために、どこか別の場所、つまりイングランドに戻ることを望むかもしれません。」

そして、これはこの話題における重要な要素でもあります。選手にとってワールドカップ出場への「最後の列車」は、出場機会を得ることにかかっています。ドイツ出身のトーマス・トゥヘル監督が率いる最新の2回のイングランド代表招集において、アトレティコ・マドリーのギャラガーは完全に選外とされました。そのうえ、イングランド代表の中盤ポジションには層の厚いライバルたちが揃っているのです。