アトレティコ・マドリーは、試合会場であるエミレーツ・スタジアムで行った練習時にロッカールームでお湯が出なかった件について、月曜の夜にUEFAへ正式な抗議文を提出しました。
アトレティコのチームは雨の中、アーセナルの本拠地で練習を行いました。スタッフがセッション準備のために現地入りした時点で、シャワーにお湯が出ないことをイングランド側の職員に伝えていました。
しかし、問題は解決されず、ずぶ濡れになった選手たちはホテルに戻ってシャワーを浴びるためにバスへ乗り込むことになりました。この時点でアトレティコはUEFAに対して正式な苦情を提出し、翌火曜日の試合前ミーティング(エミレーツで実施)でもこの件が改めて取り上げられました。
すでに月曜日の時点で、アーセナル側の作業員は起きた事態について謝罪していました。さらにクラブ自身もUEFAに対して謝罪を行いましたが、その説明内容はやや奇妙なものでした。
アーセナル側の主張によると、「午後7時30分にはロッカールームのシャワーでお湯が出ていた」とのこと。したがって、「アトレティコが予定より早く練習を切り上げたため、シャワーを使えなかったのは彼らの責任だ」と説明したのです。
しかし、このアーセナルの言い分には問題があります。アトレティコの練習時間は事前に厳密に決められていたわけではありませんでした。また、前節オサスナ戦の先発メンバーの一部は他の選手より短い時間で練習を終えており、濡れたままスタンドやロッカールームで他の選手の練習が終わるのを待っていたのです。
本来、エミレーツのようなスタジアムではお湯が出るのが当然であり、そうであればこのような不快な事態は起きなかったはずです。
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