アトレティコ・マドリーは今週火曜日、チャンピオンズリーグのグループステージ第3節でアーセナルと対戦します。プレミアリーグ首位のチームとの一戦は、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコにとって、メトロポリターノを離れた試合で勝ち切れない状況を打破するための大きな挑戦となります。
ミケル・アルテタ監督のもと、元アトレティコのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタによって3億ユーロもの投資が行われたアーセナルは、「スペイン勢」が多くを占めるチームとなっています。その数は、イングランド出身選手との差がわずか3人というほどです。
ゴールキーパーのダビド・ラヤとケパ・アリサバラガ、ディフェンダーのクリスティアン・モスケラ、そしてミッドフィルダーのマルティン・スビメンディとミケル・メリーノ。さらにチームを率いるのも、2019年にマンチェスター・シティでペップ・グアルディオラのアシスタントを務めていたミケル・アルテタと、まさにスペイン色が濃い構成となっています。ロンドンでは、アシスタント兼分析担当のミゲル・モリーナ、ゴールキーパーコーチのイニャキ・カーニャ、フィジカルコーチのイザン・マルティンなど、スタッフ陣にも複数のスペイン人が加わっています。
30歳のラヤは、アーセナルの守護神です。17歳のときにコルネリャからブラックバーンに引き抜かれ、いくつかのクラブを経て、最終的にアーセナルが3,000万ユーロ超で彼を獲得しました。その後、スペイン代表にも選出されています。
控えのGKはケパです。現在31歳の彼は、2018年にチェルシーがアスレティック・ビルバオに対して8,000万ユーロを支払って獲得した選手です。複数のレンタル移籍を経て、昨夏にはアーセナルが約500万ユーロで加入させ、信頼できるバックアップとして迎え入れました。
直近の移籍市場では、クリスティアン・モスケラも加入しました。バレンシアの下部組織出身でスペインとコロンビアの二重国籍を持つモスケラは、現在と将来の両方を見据えた投資として、アーセナルが1,500万ユーロで獲得した選手です。まだレギュラー定着とはいきませんが、アルテタ監督は着実に信頼を寄せています。
中盤では、レアル・ソシエダ出身のマルティン・スビメンディとミケル・メリーノが並びます。スビメンディは今季加入したばかりで、移籍金は7,000万ユーロという高額でした。一方のメリーノは、セカンドトップとしてもプレーでき、得点力の高さが魅力です。2024年夏にはアトレティコ・マドリーも獲得を狙いましたが、最終的に彼はイングランドを選び、アーセナルがレアル・ソシエダに3,200万ユーロを支払って獲得しました。
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