0-1。アトレティコ・フェメニーノ、イングランドの壁にぶつかる

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アトレティコ・マドリーの女子チームは、チャンピオンズリーグ第2節でマンチェスター・ユナイテッドとアルカラ・デ・エナーレスで対戦し、0対1で敗れました。前半にロルフォのゴールでイングランドチームが勝利を収めましたが、前半終了前にヤンセンがジオへの激しいタックルで退場。ジオは担架で運ばれ、重傷の可能性があります。

両チームは、相手に自由を与えないよう高い位置からのプレッシングを狙ってピッチに入りました。序盤はマンチェスターが主導権を握り、ローラ・ガジャルドの守るゴール方向に試合の流れが傾きました。アトレティコはなかなかうまくボールを運べず、いくつかのボールロストから相手のチャンスを招きました。

最初にゴールに迫ったのはロルフォでしたが、彼女のシュートはわずかにクロスバーの上をかすめました。これに対してアトレティコも反撃。ルアニーの仕掛けからの折り返しをフィアンマがシュートしましたが、相手DFが間一髪でブロック。アルカラのスタンドからは歓声が上がりかけました。

その後、リビエールがメディナへのスライディングで一発退場になってもおかしくない場面(結局イエロー止まり)があった直後、マンチェスターが先制します。クロスボールが逆サイドに流れ、そこに走り込んだロルフォが見事なボレーを決め、ローラは成す術がありませんでした。

そしてこの試合最大の悪夢が訪れます。ブラジル出身のジオが左サイドを突破しようとした際、ペナルティエリア手前でヤンセンの激しいチャージを受け転倒。相手の足がジオの左足首に乗る形となり、足首が大きく曲がってしまいました。激痛に顔をゆがめ、ジオは担架で退場。VARの確認後、ヤンセンは退場処分となりました。

ジオの代わりにマカ・ポルタレスが投入され、前半終了前にはガビのヘディングとマカのこぼれ球への反応から同点のチャンスが生まれましたが、ゴールライン上でクリアされました。アトレティコの選手たちはハンドを訴えましたが、判定はそのままでした。

数的優位となったアトレティコは、後半からボールを支配し始めました。左右にボールを回しながら隙をうかがい、守備を固めたマンチェスターを崩そうとしました。イェンセン、フィアンマ、右サイドで再三仕掛けたルアニー、そしてマカといった選手たちが攻撃の起点となりましたが、得点は生まれません。

さらに試練が訪れます。アレシアがボールに明らかに触れていたにもかかわらず、2枚目のイエローカードを提示され退場に。これで勢いを失ったアトレティコに対し、イングランド勢はカウンターから追加点のチャンスを得ましたが、それは決まりませんでした。

結局、アトレティコは1本のシュートで決勝点を奪ったマンチェスター・ユナイテッドに敗北。最少得点差ながら2連勝を飾ったユナイテッドが、グループ首位に立ちました。


Atlético de Madrid Femenino 0-1 Manchester United

Atlético de Madrid Femenino: Lola; Alexia, Lauren (Xenia 87’), Silvia Lloris, Andrea Medina; Gaby, Boe Risa (Julia 87’); Luany, Fiamma (Ana Vitoria 87’), Jensen (Sheila Guijarro 67’); y Gio (Maca Portales 42’).

Manchester United: Tullis-Joyce; Riviere, Le Tissier, Janssen, Sandberg; Miyazawa, Olme, Toone (George 46’); Malard (Williams 88’), Rolfo (Galton 64’)y Terland (Naalsund 46’).

Gol: 0-1, min. 24, Rolfo.

Árbitra: Elena Antoniu (Grecia). Amonestó a Riviere, Alexia, Luany. Roja directa a Janssen (42’) y por doble amarilla a Alexia (74’).

Campo: CD Alcalá de Henares.

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