不運がモリーナをセリエAに近づける

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アトレティコ・マドリーは、この冬の移籍市場に向けて準備を進めています。おそらく、いくつかの退団があると見られています。前回の夏の移籍市場で退団が取り沙汰された3人の選手──ハビ・ガラン、カルロス・マルティン、そしてナウエル・モリーナ──はいずれもチームに残留しましたが、あと2か月半ほどで再びその扉が開かれる可能性が高いです。

特に、右サイドバックのアルゼンチン代表モリーナに関しては、すでにセリエAからの関心があったところに、彼の獲得を狙う本命クラブであるユベントス・トリノに不運が起こり、その関心がさらに強まっています。

ブラジル人DFグレイソン・ブレーメルの負傷により、数か月の離脱を余儀なくされたことで、ピエモンテのクラブは、ピッチ上だけでなく移籍市場での戦略を見直す必要に迫られています。『コリエレ・デロ・スポルト』によると、この守備の緊急事態が、右サイドバックの一人であるナウエル・モリーナの獲得を加速させる可能性があるとのことです。

このワールドカップ王者の名前は、ユベントスにとって初耳ではありません。先の夏にも長く議論が交わされましたが、両者の意見は一致しませんでした。モリーナはシメオネ監督の下であまり出場機会を得られておらず、ここまで7試合でわずか152分のプレーにとどまっています。

イタリアのメディアによると、ブレーメルの負傷によってイゴール・トゥドル監督はカリュルを右サイドバックとして起用せざるを得なくなり、右サイドに新たな空きが生じるとされています。そこに、以前からトリノのクラブのリストに載っているモリーナがうまくはまるというわけです。

アトレティコとの交渉は簡単ではないと見られていますが、ユベントス側は、モリーナ自身がワールドカップ前に出場機会を得たいと望んでいることが、交渉の鍵になると考えています。

世界大会が目前に迫る中で、彼のような選手がベンチに座ったまま代表の座を危うくするリスクを冒すわけにはいきません。スカローニ監督のもとでは不動の存在であるとしても、出場機会を求める気持ちは強いのです。

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