カルロス・マルティンにとって特別なデビュー

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アトレティコ・マドリーがチャンピオンズリーグでアイントラハト・フランクフルトに5-1で勝利した試合でのエピソードの一つが、カルロス・マルティンの出場でした。89分に投入されましたが、カンテラ出身の彼はバエナと同じように、ピッチに入るまでサイドで約5分間待たされました。そのため、実際にプレーしたのは1分少々でした。

このデビューは、今季アトレティコ・マドリーにとって9試合目で実現しました。さらに、クラブワールドカップでの3試合も加えると、計1079分間サイドで待ち続けた末の出場でした。

このわずか1分が彼のチャンピオンズリーグ、そして欧州大会でのデビューとなりました。また、アトレティコでの公式戦出場はこれで7試合目となります。これまではラ・リーガとコパ・デル・レイでの出場で、21-22シーズンに2試合、22-23シーズンに4試合出場しています。

その後、経験と出場時間を求めてレンタル移籍に出ました。ミランデスでは輝きを放ち、15得点を挙げてセグンダの得点ランキング上位に入りました。さらに昨季はアラベスでプレーし、この2度目のレンタルを経てアトレティコに復帰しました。

今夏、クラブと選手双方の意向は再び1年間のレンタル移籍に出ることでした。最も関心を示したのはラージョ・バジェカーノとヘタフェでした。最終的に選手とその関係者はヘタフェ行きを選びましたが、ヘタフェの給与上限の問題により移籍は実現しませんでした。

こうして彼はアトレティコ・マドリーに残留しましたが、その立場は限定的です。チョロの構想には入っていないものの、シメオネ監督はアイントラハト戦で、日々の練習で見せる努力に報いる形で彼に出場機会を与えました。

さらに、ニコ・ゴンサレスの加入によって背番号を変更したという経緯もありました。最初の数試合で付けていた23番をアルゼンチン人選手に譲り、カルロス・マルティンは12番を背負うことになりました。

これらの事情から、この冬の移籍市場でカンテラ出身の彼がクラブを離れる可能性が高いと見られています。今後数か月の状況次第ではありますが、夏と同様に新たな行き先が探されるのは確実だと考えられます。

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