24日のラ・リーガ第7節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのベティス戦を2-0で制した。
ミッドウィークにバイエルン・ミュンヘンに0-4完敗を喫したアトレティコ。シメオネ監督の標語パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)よろしく、すぐに前を向いて勝利を取り戻したいところだ。アルゼンチン人指揮官はGKオブラク、DFトリッピアー、サビッチ、フェリペ、エルモーソ、MFアンヘル・コレア、トレイラ、コケ、レマル、FWルイス・スアレス、マルコス・ジョレンテをスタメンとしている。
試合はやはりペジェグリーニ監督のベティスがボールを保持して、アトレティコがそれに対応しつつ速攻からゴールを狙う展開。アトレティコは予想していただろうが、それにしてもベティスの圧力が強く、前半は劣勢と呼ぶべきパフォーマンスに終始する。それでもベティスが決定力を欠いたことで失点を免れ、しかしながら迎える速攻でルイス・スアレスらがチャンスを決め切れずにスコアレスのまま試合を折り返した。ハーフタイム、シメオネ監督はトレイラとレマルをカラスコとエレーラに代えている。
後半、アトレティコは開始からわずか19秒で得点。決めたのはフィジカルモンスターのM・ジョレンテだった。左サイドのスローインの流れから、縦パスを出された背番号14がボールに触れずそのまま前を向くと、それを大きく蹴り出してペナルティーエリア内へとスプリント。驚異的な、まるで風のようなスピードで対応するマンディを一気に置き去りにしてゴールライン際までたどり着くと、寄せてきたGKブラーボのニアを抜くシュートでネットを揺らした。まさに、異次元のゴラッソだった。
シメオネ監督は56分にA・コレアも下げてジョアン・フェリックスも投入。74分にはカラスコを後方から倒したモントーヤが一発レッドを提示されて、数的優位にも立った。アトレティコはその後、10人でも攻めなければならないベティスを相手に速攻からゴールを狙い、M・ジョレンテが脅威のスピードや体の強さを生かして何度も好機を演出している。
シメオネ監督は77分にエルモーソをロディ、86分にカラスコをビトロと交代させる。そして91分には、L・スアレスの今季ラ・リーガ6試合4得点目が決まる。ウルグアイ代表FWは速攻からボールを持ち込み、左を走るロディに一旦預けて、マイナスのクロスからシュートを突き刺した。アトレティコは2点リードのまま試合終了を迎え、ラ・リーガ2連勝を果たしている。
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