シメオネ監督、ダービーに向けて時間との戦い、64時間46分

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「休息を取りたい気持ちがあります。そして木曜日の午前9時か10時から、相手のことを考え始めます」と、アトレティコ・マドリーの監督ディエゴ・シメオネは、ラージョ・バジェカーノ戦(3-2)の緊迫した勝利の後に語りました。この勝利によって、レアル・マドリーとのもう一つの決定的なダービーに向けて、64時間45分の時間との競争が始まりました。

23時29分、エスタディオ・メトロポリターノでアレハンドロ・エルナンデス・エルナンデス主審がラージョ戦の終了を告げました。試合はフリアン・アルバレスの3得点による終盤の逆転を含む苦闘の末の勝利でした。

そして今週土曜日16時15分に、同じ舞台でリーガ首位、勝ち点差9のレアル・マドリーとの試合が予定されています。

64時間46分という間隔は、選手組合やFIFAが議論を続けてきた試合間の最低限の休養時間72時間を下回ります。昨年夏のクラブワールドカップでも、この点について議論が行われたとFIFA自身が発表しています。

「試合間には最低でも72時間の休養が必要という合意があります」と、FIFAは昨年7月13日、ニューヨークで開かれた会合の後、チェルシー対パリ・サンジェルマンの決勝戦の前日に発表しました。そこにはジャンニ・インファンティーノFIFA会長や他の理事、そして世界各地の選手組合代表が参加していました。

「最高の方法で回復する」
アトレティコにはラージョ戦の勝利からレアル・マドリーとのダービーまで72時間の余裕はありません。火曜日、シメオネ監督はこの状況を心配していないと断言しました。そして水曜日、逆転勝利の後には、チームが「とても良い状態」で試合に臨めるだろうと自信を見せました。

「最高の方法で回復してくれることを期待しています。勝つことで回復は大きく促進されます。我々は難しく厳しい試合を迎えることになります。相手は全ての試合に勝っていて、非常に優れた選手が揃っています」と、監督は日付が変わった後に語りました。

木曜日の午前11時(ラージョ戦の終了から11時間30分後)、アトレティコはマハダオンダのトレーニングセンターで回復セッションを行いました。ラージョ戦の先発組に加え、土曜日に先発出場が見込まれるニコ・ゴンサレスとジュリアーノ・シメオネが参加しました。一方、控え組は芝の上でより強度の高い練習に取り組みました。

金曜日にはもう一度トレーニングが行われます。メトロポリターノで午後に予定されており、先週同様、過密日程の中での試合に備え、選手たちが最良のコンディションで土曜日のダービーに臨めるよう回復を優先する計画です。

例えば、マジョルカ戦からラージョ戦までは75時間15分の間隔がありました(アトレティコは140時間の間に3試合を戦うことになります)。その間、マジョルカ戦の先発組は月曜日に回復練習を行い、火曜日には別メニューでの調整を経て、水曜日の試合に臨みました。

ジョレンテ、直近4試合すべてフル出場
いずれにせよ、シメオネ監督はラージョ戦で先発メンバーの負担を調整しました。主力のジュリアーノ・シメオネとニコ・ゴンサレスは先発せず、代わりにハビ・ガラン、コナー・ギャラガー、ナウエル・モリーナ、アントワーヌ・グリーズマンを起用するなど、4人を入れ替えました。

レアル・マドリーとのダービーは、極めて厳しいスケジュールの中に組み込まれています。9月13日(土)のビジャレアル戦から始まり、9月27日(土)のダービーまで、リバプール、マジョルカ、ラージョ戦を経て、わずか14日間に5試合が集中しています。

その4試合すべてにフル出場しているのは4人だけです。GKヤン・オブラク、DFマルコス・ジョレンテ(サイドやセンターバックでも起用)、DFロビン・ル・ノルマン、MFパブロ・バリオスです。

また、6人の選手が4試合中3試合に先発しました。DFクレマン・ラングレ、ウイングのジュリアーノ・シメオネとニコ・ゴンサレス、MFコケ・レスレクシオン、FWフリアン・アルバレス、FWアントワーヌ・グリーズマンです。

この期間にシメオネ監督が起用した19人の選手(ホセ・マリア・ヒメネスとティアゴ・アルマダは負傷、ジョニー・カルドーソとアレックス・バエナはこのうち1試合にのみ出場可能、カルロス・マルティンは監督の判断による欠場、GKのフアン・ムッソは除く)の中で、オブラクとともに、すべての試合で全分間プレーしているのは、驚異的なフィジカルを持つマルコス・ジョレンテだけです。

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