バエナ、調整不足と未解決の課題を抱えレアル・マドリーとのダービーへ

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アトレティコ・マドリーは、今週土曜日9月27日に行われるレアル・マドリーとのダービーに照準を合わせています。この一戦でディエゴ・パブロ・シメオネ監督のチームには、豪華な補強選手が加わることになります。アレックス・バエナです。彼はラージョ・バジェカーノ戦の招集メンバーには名を連ねましたが、試合が結果を優先する展開になったため出場機会はなく、9月中旬から戦列を離れていた状況のままとなりました。

この新たなアトレティコでの挑戦の序盤、アンダルシア出身の彼は不運が続きました。初戦のRCDエスパニョール戦で姿を見せたものの、ビジャレアル時代に示したポテンシャルを十分に発揮するには至りませんでした。アルメリア出身の彼はRCDEスタジアムで先発し、68分にアントワーヌ・グリーズマンと交代。その後、筋肉系の負傷でほぼ2週間戦列を離れました。

復帰に向けた最終段階の回復セッションに取り組んでいた矢先、代表戦による中断期間中に新たな不運が襲いました。9月2日(火)、急性虫垂炎で手術を受けることになったのです。腹腔鏡手術は無事に成功しましたが、最大で4週間の離脱が見込まれることになりました。シメオネ監督はラージョ戦後、「運に恵まれなかった。アルマダはアルゼンチン代表で負傷、バエナは虫垂炎というサッカー外の問題、カルドーソは足首を捻挫…。全員がそろえばもっと良くなっていける」と語っています。

そして今回、バエナはレアル・マドリーとの一戦を迎えます。彼にとっては、かつてビジャレアル所属時にフェデ・バルベルデからの暴力的行為を受けた因縁もあり、特別な試合となります。

ただし、問題は彼が「実戦不足」の状態でこの試合に臨むという点です。出場機会を得ることは確実視されていますが、それが先発なのか途中出場なのかは不透明です。シメオネ監督にとって大きな決断となるでしょう。フリアン・アルバレスの背後で50〜60分プレーさせるのか、それとも交代カードとして温存するのか。興味深いことに、バエナはレアル・マドリー戦に過去6度出場し、2勝を挙げていますが、まだ一度も得点を決めたことがなく、それが彼にとっての未達の課題となっています。

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