ギャラガー、プレミアが狙う中での存在感

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アトレティコ・マドリーがソン・モイシュでRCDマジョルカと対戦した試合における数少ない朗報のひとつは、今季初得点を記録したコナー・ギャラガーの活躍でした。

イングランド人MFは後半62分にフリアン・アルバレスと交代でピッチに入りました。彼の役割はチームに強度と走力を与え、これまでできていなかった先制点を奪うことでした。出場時間は短かったものの、決定的な働きをしました。ボールに触れたのはわずか8回、そのうち3回は味方へのパス(成功率100%)、残りは競り合いやゴールへ向けたシュートで、その中の1本がアトレティコに先制点をもたらしました。

イングランド代表のギャラガーは、ちょうどいるべき場所にいました。モリーナのスルーパスに抜け出したマルコス・ジョレンテの鋭いクロスシュートから生まれたこぼれ球を、セカンドラインから走り込んでいたギャラガーが押し込みました。これで彼にとってアトレティコ移籍後5得点目、今季初得点となりました。ただ、今季はシメオネの中で不可欠な存在になり切れておらず、難しい状況が続いています。ここまでリーグ戦6試合で先発は2度(エスパニョール戦とリバプール戦)のみ。バルセロナ戦では45分で交代、アンフィールドでは61分で交代となりました。

シメオネにとっては、ギャラガーは“パズルの中に四角いピースを置こうとしているような存在”に見えるようです。ピボーテとしてははまらず、インテリオールでもニコ・ゴンサレスやジュリアーノのように縦に深さを出せる選手を好みます。また、彼の最大の武器である「セカンドラインからゴールに絡むプレー」でも、十分に活かしきれていません。本来の持ち味は、クリスタル・パレス時代に示したように、MFとFWの間を結び、後方から飛び出す形で8得点5アシストを記録したようなプレーにあります。

プレミアからの誘惑
ギャラガーにとって今季は重要なシーズンです。というのも、来夏のワールドカップメンバー入りを目指しており、そのためには試合出場が不可欠だからです。すでに今夏の移籍市場では、クリスタル・パレスやマンチェスター・ユナイテッドといったイングランドの複数クラブが獲得に動きました。さらに、イギリスの報道では、トッテナムなどが冬の移籍市場で再び獲得を試みるだろうとされています。

アトレティコとしては、ギャラガーを重要な選手と見ており、残留させたい意向です。しかし、最悪の場合に放出するにしても、その額は非常に高額になるでしょう。というのも、プレミアでの評価は高く、資金力のあるクラブが多いため、移籍金は6,000万ユーロ以上が必要になると考えられています。

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