RCDマジョルカの守護神レオ・ロマンは、アトレティコ・マドリーとの1-1の引き分けで最高のパフォーマンスを取り戻し、バレアレスのクラブが今季2ポイント目を手にする上で決定的な役割を果たしました。
これは大きな皮肉でもあります。というのも、今夏アトレティコ・マドリーは、当時24歳だったレオ・ロマンをヤン・オブラクと競争できる将来有望な守護神候補として補強のターゲットにしていたからです。
一時は、このポジションでのクラブの主要な獲得目標の1人と報じられていました。ロマンはマジョルカとの契約をあと1年残しており、市場で注目すべき存在となっていました。アトレティコやプレミアリーグのクラブなど複数の関心を察知していたマジョルカは、彼の移籍で好条件を得たいと考えていました。契約解除金は約1,200万ユーロでしたが、600万〜700万ユーロのオファーでまとまる可能性も取り沙汰されていました。
しかし、移籍の噂やオファーがあったにもかかわらず、レオ・ロマンは最終的にマジョルカと2030年まで契約を延長しました。この決断が、アトレティコ・マドリーや他クラブへの移籍の道を完全に閉ざすことになりました。さらにアトレティコは、最終的にフアン・ムッソの完全移籍を成立させています。
アトレティコ戦では、イビサ出身のロマンが計6本のシュートを防ぎ、試合を通して守備陣に「酸素ボンベ」を与えるかのように救い続けました。というのも、チームは1時間以上アトレティコに押し込まれ、苦しい時間を強いられたからです。
最も際立ったプレーは、フリアン・アルバレスのPKを左へ飛びながらセーブした場面でした。これは、以前のコルネジャでの試合でキケ・ガルシアのPKを触りながらもゴールを許した失敗を帳消しにするものとなりました。
彼の活躍はそれだけにとどまりませんでした。後半にもアルゼンチン人FWの強烈なシュートを再び防ぎ、今季これまで見せていなかった安定感を披露しました。
ただ、最後はマルコス・ジョレンテの突破を一度防いだものの、そのこぼれ球をエリア中央でフリーのコナー・ギャラガーに押し込まれて無失点を守り切ることはできませんでした。
それでも、レオ・ロマンのパフォーマンスは、ムリキやジャン・ビルジリとともに、マジョルカが今季の成長を支える柱を見出し、降格圏から早期に脱出できるのではないかという新たな希望を与えています。
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