チョロは最低でも1試合の出場停止処分へ

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アンフィールドで行われたアトレティコ・マドリーの敗戦は、終盤にチョロ・シメオネが退場処分を受ける事態も残しました。退場は3-2の決勝点を喫した直後に起こり、アンフィールドの観客の一部とのトラブルが原因でした。そのトラブルとは、試合中ほぼ全体を通じてアルゼンチン人監督が侮辱やジェスチャーを浴びせられたことによるものでした。「チョロ」は第4審判や主審に対し、中指を立てるジェスチャーでその状況を説明しようとしましたが、退場を免れることはできませんでした。

今後は、この件に関してUEFAがどのような懲戒処分を下すかが注目されます。判定のカギとなるのは主審の試合報告書およびUEFAのデリゲートが作成する観客とのトラブルに関する報告書です。

焦点はUEFA規律規程第15条「選手や監督の非スポーツ的行為」にあります。同条の第5項は非スポーツ的行為について、第6項は観客への挑発について規定しています。確実なのは、シメオネが少なくとも1試合は出場停止を受けるということです。さらに観客とのトラブルを理由に追加で2試合目の処分が科されるかどうかは今後判明します。処分には罰金も伴い、その額はUEFA規律規程第29条「規律・倫理・規律委員会」に基づき最大5万ユーロに達する可能性があります。同条には「制裁が警告、戒告、最大5万ユーロの罰金、または最大3試合の出場停止である場合」と定められています。今回が初めてのケースであることから、通常は2万5,000ユーロ程度の中程度の罰金が科されるとみられます。

メトロポリターノのロッカールームに入ることはできず
さらにUEFAでは、ラ・リーガと異なり、監督が1試合の出場停止を受けた場合、その試合の前後や試合中にスタジアムのロッカールームに入ることが禁止されています。つまり、シメオネは9月30日に予定されているアイントラハト・フランクフルト戦のメトロポリターノで、ロッカールームに入ることはできません。

監督がロッカールームに入れるのは試合終了後のみであり、さらにベンチにいるコーチングスタッフとのあらゆる種類の連絡も完全に禁止されています。

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