CL王者バイエルン、永遠の優勝候補シメオネ・アトレティコを容易く撃破!4発で堅守崩壊させる

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21日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループA第1節、アリアンツ・アレーナでのバイエルン・ミュンヘン対アトレティコ・マドリーは4-0でバイエルンの快勝に終わった。

昨季CL王者バイエルンとシメオネ監督就任から永遠の優勝候補となったアトレティコの対決。実際に優勝したチームと優勝に届かないチームの差は、やはり明確だった。

試合はバイエルンがボールを保持してアトレティコが堅守速攻を見せる展開。アトレティコも時折ゴールまで近づくもルイス・スアレスらが決定機を逸し、逆にバイエルンはアトレティコのミスから手にする決定機を確実に物にしていった。

バイエルンは28分に先制点を獲得。アタッキングサードでJ・フェリックスとのボールの奪い合いに勝利したキミッヒが、ジョアン・フェリックスが続けてプレスをかけてこないことを受けて浮き球のパスを送る。ペナルティーエリア内でこれを受けたコマンが、GKオブラクを破った(シメオネ監督はJ・フェリックスに対して怒りの声をあげる)。

勢いに乗るバイエルンは、40分にリードを2点に広げる。エクトル・エレーラのパスミス奪取からコマンがペナルティーエリア内に入り込み、送られたグラウンダーのクロスをゴレツカが押し込んだ。対して、劣勢のアトレティコは後半開始から2分後、ペナルティーエリア内でバイエルンDFがクリアし損なったボールからJ・フェリックスがボレーでネットを揺らしたが、オフサイドのルイス・スアレスがGKノイアーの視界を遮っていたためにゴールと認められなかった。

前に出ざるを得ないアトレティコを前に、バイエルンは得点を重ねていく。まず65分、CKの流れからトリッソがミサイル弾とも形容すべき強烈なミドルシュートを突き刺してチーム3点目。さらに71分には単独でペナルティーエリア内に侵入したコマンが精度の高い右足のシュートでこの日2点目を決めた。今季ブンデスの1試合平均得点4.25点のバイエルンだが、鉄壁を築くチームとして名を馳せるシメオネ・アトレティコ相手にも4得点と、その破壊的攻撃力を轟かせている(しかも、ミュラーとレヴァンドフスキにゴールなし)。

圧倒的点差とされたアトレティコは意地を見せて1点でも返そうと試みるが、余裕のあるバイエルンの守備を最後まで崩し切ることはかなわず。バイエルンが完封の快勝劇で、なぜ自分たちがCL現王者で、なぜアトレティコが永遠の優勝候補であるかをまざまざと見せつけている。

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