アトレティコ・マドリーは、まだ終わっていない代表戦による中断を経て、公式戦に復帰する準備を進めています。再開後にはラ・リーガでビジャレアル戦、そしてチャンピオンズリーグ初戦となるリバプール戦(アンフィールド)が控えています。
シメオネ率いるチームは欧州最高峰の大会をアウェーからスタートさせます。ホームでの初戦は9月最終日まで待つことになり、対戦相手はアイントラハト・フランクフルトです。この試合に向けてすでに…ドイツ側がエンジンをかけ始めています。
ドイツのサポーター向けのチケット販売は9月8日に始まり、11日で終了します。チケット代は55ユーロ。ヘッセン州のクラブは「非常に多くの申し込みが予想される」として、購入できる枚数を1人あたり制限しました。
もちろん、チケットの手配にはすべての購入者の個人情報が必要であり、高い需要のため、シーズンチケット保持者や会員が優先される形で割り当てが縮小される見込みです。ドイツのクラブもアトレティコ側も、UEFA規定で定められた最大数である3,500枚のアウェーチケットが完売することは間違いないと見ています。
忘れてはいけないのは、アイントラハト・フランクフルトがドイツでも最も忠誠心の高いファン層を持ち、どこへでもチームを追いかけることで知られていることです。
そのサポーターは近年の欧州大会で異例の出来事を起こしました。21/22シーズンのヨーロッパリーグ、カンプ・ノウで行われたバルセロナ戦です。当時、割り当てられたのはわずか5,000枚のチケットでしたが、最終的には3万人ものアイントラハト・ファンがアスルグラナ(青とえんじ)の本拠地に入り込み、スタジアムを白一色に染め、バルセロナを大会から追い出しました。
その多くは転売や、バルサのソシオから譲り受けるなどしてチケットを入手しました。ドイツ人サポーターで埋め尽くされたスタジアムの光景は瞬く間に拡散し、大きな論争を巻き起こしました。アトレティコもこの件に関して警戒を強めており、安全面からも同様の事態を繰り返さないようにしています。
今回のアトレティコ戦も、ドイツ人サポーターの間で大きな注目を集めています。クラブは当日便のチャーター機を手配し、大規模な「上陸」を後押ししています。
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