シメオネ「選手とファンに伝えたい。逆転は不可能ではない、と」

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アトレティコ・マドリーは、2日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグ、敵地サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリーに0-3と敗れた。だがディエゴ・シメオネ監督は逆転が可能だと信じている。

相手FWクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックを前に沈み、アウェーの一戦を落としたアトレティコ。シメオネ監督は、試合後『Mega』で次のように語った。

「(突破が)不可能だとは思わない。セカンドレグの試合を残しているからね。選手たちとファンには、まだ可能だ、と伝えたい」

「前半は拮抗した展開だった。(ケヴィン)ガメイロのケイロール(ナバス)との1対1で、追いつくこともできた。前半のチームの出来は私の好むものだった。だが後半は彼らにスペースを与えてしまった。そうなると、彼らはとても良い攻撃を見せる」

開始10分の失点に関しては、レフェリングに苦言を呈している。

「マドリーは良い試合をして、勝利を収めた。しかし、(先制点の場面では)オフサイドがあったように見えた。主審は(ゴールを認め)センターサークルを指し示していたがね」

この試合右サイドバックとして先発し、C・ロナウドに苦しめられたDFルーカス・エルナンデスについては「彼は本来のポジションではないところでプレーした」と擁護したシメオネ監督。試合後の会見では、よりディテールに言及した。

「前半は両チームともに漠然と過ごしていた。危険だという感覚はあったが、同時にプレーに不正確さがあるとも感じていた。我々にも決定機があったが、ナバスがガメイロをうまくセーブした。後半は深みを獲得できず、彼らにスペースを与えてしまった。マドリーはスペースがあれば素晴らしい攻撃をする」

「ストレッチをしっかりしてリカバリーに専念し、次の土曜日の試合について考えるべきだ。予期しないことが起こるから、フットボールはマーベラスなのだよ。最後の一滴まで、可能性がある限り全力を尽くす」

アトレティコ指揮官は、マドリーが上回っていたことを認めている。

「今日はマドリーが我々より優れていた。特に決定力の点でね。彼らを祝福して、休むためによく眠ることだ。土曜の試合に気持ちを切り替え、最小限とはいえ残された可能性を使い切ってプレーすることだよ」

「私には落ち着いた感覚がある。これまでないほどにね。落ち着きを持ち、土曜の試合に考えをめぐらせ、それから不可能にチャレンジする。我々はアトレティコ・マドリーだ。きっと可能なはずだよ」

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