ノルウェー代表でセルロートが我慢の限界に

この記事は約3分で読めます。

アトレティコ・マドリーは、この代表戦ウィークで自チームの代表選手たちがどのようにプレーしているかを注視しています。特に、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームの厳しいスタートの中で、主役となることを望んでいるアレクサンデル・セルロートについてです。

ノルウェー代表での活動は彼にとって一種の癒やしの時間となるはずでしたが、最初の試合では決して穏やかな午後とはなりませんでした。先週金曜日に行われたフィンランドとの親善試合では、マンチェスター・シティ所属のアーリング・ハーランドの唯一のゴールで決着しました。ハーランドは、ノルウェー代表で通算44試合43ゴールという驚異的な数字を記録しており、現在チームを率いるスターレ・ソルバッケン監督の下で得点を重ね続けています。

ハーランドは直近13試合で16ゴールを挙げており、このフィンランド戦では前半だけプレーして交代。その後、アトレティコ・マドリーのアレクサンデル・セルロートが後半に出場しました。

その後半で、セルロートはフィンランドの選手と衝突し、退場寸前の事態になりました。試合終了直前、セルロートとフィンランドのアダム・マルヒエフ(ドイツ2部ニュルンベルク所属MF)が小競り合いを起こしたのです。セルロートがエリアに向かおうとした際、相手が彼のショーツを引っ張り、セルロートは腕を振り払った結果、相手の頭部に当たってしまいました。

この行為は危険なものとなり、監督からも注意を受けました。「彼自身も気づいたと思いますが、私が今までサッカーの試合で見た中でも最もばかげた出来事の一つでした。しかも親善試合の終了1分前に…」と、スターレ・ソルバッケン監督は語り、怒りの原因についてこう補足しました。「彼は少し苛立っていたのだと思います。おそらく、試合が思い通りに進んでいないと感じていたのでしょう。さらに多くの接触を受けてもいました。彼はそれに耐えなければなりませんし、実際に耐えられるはずです」

セルロートの言い分
セルロートはその出来事に大きく苛立っていたことを認めています。「試合中ずっと彼にイライラさせられました。最後にはショーツを引っ張られたので押し返しました。すると多くの選手が集まり、チェックが入ることになりました。突然、とても不穏な雰囲気になりましたが、普通の競り合いだったと思います」と、アトレティコのFWは事を大きく受け止めない姿勢を示しました。

このシーンは退場かどうかの検証対象となりましたが、本人は冷静でした。「まったくそんなことはありませんでした」とストレスはなかったと強調した上で、審判に対して小さな不満を口にしました。「審判が試合を止めすぎて、僕らを試合から遠ざけていました。少し触れるだけでファウルを取るんです。スペインではある程度慣れていますが、それでも苛立ちます。前半はベンチから見ていましたが、すでにうんざりしていました。だから審判に『こういう試合では流れを止めず、もっと楽しませるようにしてほしい』と言いました。ファウルを取りすぎだと伝えると、彼も同意しました。普通なら審判は頑固になるのですが、彼は認めてくれました」

ノルウェーは次の火曜日、ワールドカップ予選グループIの第5節でモルドバと対戦します。ソルバッケン監督率いるチームはここまで4戦全勝で首位に立っており、2位イスラエルに勝ち点6差、3位イタリアには試合数が2試合少ないながらも9差をつけています。

コメント