アトレティコ・マドリーのBチームであるアトレティコ・マドリレーニョが25/26シーズンを開幕しました。対戦相手はアトレティコ・サンルケーニョ。アルカラのスポーツシティで行われた一戦は非常に均衡した内容となり、0-0の引き分けに終わりました。
14分、バルボサがアッルのシュートを防ぎ、アウェー側の先制点を阻止しました。この時間帯はアンダルシアのチームが最も危険を作り出していました。セキ・ディアスが右サイドを抜け出し、クロスを入れると、こぼれ球にハビ・フェリアが至近距離からシュート。しかしバーすれすれに外れました。
アトレティコもようやく反撃に出ます。まずはボニャールがゴール前でシュート未遂に終わり、続いてモンセラーテが巧みなドリブルで相手を翻弄し、ポスト際へのシュートを放ちましたが、惜しくも先制点とはなりませんでした。
アトレティコは徐々に相手陣内で存在感を強めましたが、決定機には至りません。サンルカル・デ・バラメダの守備に阻まれる場面が続きました。コケ・モタもエリア外から狙いましたが、GKクダコフスキーに阻止されました。
サンルケーニョも反撃。セキ・ディアスがボニャールとコケ・モタをかわして強烈なシュート。マリオ・デ・ルイスがハンドボールのような反応でセーブし、コーナーに逃れました。そこからのアッルのヘディングはバーの上に外れ、前半は終了。シュート数は互いに2本ずつ、コーナーはホーム1本、アウェー2本と互角でした。
セキ・ディアス、頭痛の種に
後半はアトレティコ・マドリレーニョが先にチャンスを迎えます。ラヤンがエリア正面から狙うも、ポスト際に外れました。直後にはフリオ・ディアスがゴールネットを揺らしましたが、主審ハビエル・ミランダはオフサイドを判定。ビデオサポートによっても判定は覆りませんでした。
サンルケーニョはセットプレーから脅威を作ります。まずはグビジエのヘディングが枠を外れ、さらに右からのクロスにアッルが合わせるも、これもポストすれすれに外れました。
トーレス監督は交代を実施。コケ・モタに代えてイケル・ルケを投入し、攻撃を加速させます。オマール・ジャネには二度の好機。まずはラヤンのお膳立てから中央でシュートしましたが、相手DFに阻まれました。続いてのヘディングはGKクダコフスキーを破ったかに見えましたが、バウンドして枠を外れました。
続いてハビ・セラーノがエリア外からボレーを放つも、これもゴールならず。
終盤は一進一退の攻防に。特にセキ・ディアスが右サイドで猛威を振るい、アトレティコを苦しめました。鋭いカットインでボニャールをかわし、シュート寸前にわずかに触られてコーナーに。さらに左サイドからの攻めではアグスティン・フアレスのシュートを誘発しましたが、マリオ・デ・ルイスが阻止しました。
アトレティコも終盤に好機を迎えます。途中出場のクボがエリア内からシュートするも枠外。イケル・ルケのシュートもバーを越えてしまいました。
90分、サンルケーニョはキキンが単独突破を阻止して退場となり、10人に。残り6分の追加タイムに突入しました。さらに終了間際にはアトレティコがサトのハンドを訴えましたが、VAR確認の結果、主審はPKを取らず。
そして最後の最後、マリオ・デ・ルイスがGKらしからぬハンドボール的なセーブで1対1を止め、アトレティコは辛うじて勝ち点1を手にしました。
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