アトレティコ・マドリーとユベントスは、去る8月31日(日)にニコ・ゴンサレスのアトレティコ加入について、最終的に前向きな合意に達しました。交渉の鍵のひとつとなったのは移籍の形式です。ユベントスは当初、完全移籍を強く望んでいましたが、最終的により柔軟な合意に至りました。ニコ・ゴンサレスは買い取りオプション付きのレンタルでアトレティコに加入し、特定のスポーツ条件が満たされれば強制的な買い取りに切り替わる可能性があります。
チームにとって彼の特長を持つ選手を早くから起用することは急務でしたが、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、この代表戦による中断期間中でさえ彼を起用することができません。というのも、同選手はリオネル・スカローニ監督が率いるアルゼンチン代表に招集されているからです。FIFAの日程である以上、選手の免除を決めるのはアルゼンチンサッカー協会ですが、その可能性は極めて低いと見られています。
ニコ・ゴンサレスは、アルゼンチン代表に合流する前にマドリードに立ち寄り、メディカルチェックを受け、アトレティコとの契約に署名しました。同選手は早朝にスペインの首都に到着し、アルトゥーロ・ソリアにあるビタス大学病院でのメディカル検査が予定されていました。
すべての状況から見て、シメオネ監督が新加入選手と本格的に仕事を始められるのは、来週末以降になる見込みです。ただし、ゴンサレスはすでにアトレティコの一員として、ナウエル・モリーナ、ティアゴ・アルマダ、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ・シメオネとアルゼンチン代表で合流することになり、スカローニ監督に招集されたアトレティコ所属選手は5人に増えることになります。しかし、正式に契約を完了し、クラブに合流できるのは、この代表ウィークの終了後になります。
今回の南米予選の2試合では、アルゼンチンは9月4日にブエノスアイレスのモヌメンタル・スタジアムでベネズエラと対戦し、その5日後にはグアヤキルでエクアドルと対戦します。アルゼンチンは現在35ポイントで首位を走り、エクアドルとブラジルに対して10ポイントの差をつけています。この3か国はすでに2026年のワールドカップ本大会への出場権を獲得しています。
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