シメオネの「自信」と対照的なアトレティコの危機

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アトレティコ・マドリーは2009年以来見られなかったようなシーズンスタートを切り、チームの危機が露呈しています。一方でディエゴ・シメオネ監督は、自らの仕事と結果の再現を確信しており、首位のラ・リーガから7ポイント差の中、9月にはビジャレアル、マジョルカ、ラージョ・バジェカーノ、レアル・マドリー戦が控えています。さらにリバプールやアイントラハト・フランクフルトとのチャンピオンズリーグも始まります。

勝ち点は9のうち2。
「私たちのやっていることを信じるべきです。努力を重ねれば結果を取り戻せると確信していますし、それが私たちをより良い状況へ導きます。心配はしていません。まずはチームを改善することに取り組んでおり、その結果、勝ち点もついてくるでしょう」とシメオネ監督は『モビスター』で語りました。これは、アラベス戦(1-1)の後のコメントで、すでに前節のエルチェ戦(1-1)、エスパニョール戦(1-2)と続いた悪い流れをさらに深める結果となりました。

アトレティコは3試合でまだ勝利がありません。43本のシュートから決まったゴールはわずか3点(フリアン・アルバレス、アレクサンデル・セルロート、ジュリアーノ・シメオネの各1点)。一方で相手の20本のシュートのうち4本がヤン・オブラクのゴールに収まりました。直近のものはメンディソローサで先制直後の8分後にPKで同点に追いつかれた失点です。その1週間前のエルチェ戦でも、開始7分で先制したものの、14分に同点に追いつかれました。

最後にリーグ戦で3試合連続勝利なしとなったのは昨年3月で、ヘタフェ(1-2)、バルセロナ(2-4)に敗れ、エスパニョール(1-1)に引き分けた時でした。当時も今回と同様、3試合すべてで先制しながら勝利に結びつけられませんでした。

さらに直近で4試合連続未勝利に終わったのは2021年12月で、その時はマジョルカ戦(1-2)、レアル・マドリー戦(0-2)、セビージャ戦(1-2)、グラナダ戦(1-2)と4連敗を喫しました。あの時も危機的状況でした。今回も同様で、代表ウィークによる2週間の中断を経て、9月13日(土)のメトロポリターノでのビジャレアル戦に臨むことになります。

まだ動き得る移籍市場
一方で移籍市場はまだ閉まっていません。最終日は月曜の深夜で、アルゼンチン人監督は補強の可能性を待っています。

「移籍市場の締め切りでは、最後の日まで何が起きるか注意しています。なぜならフットボールはとても流動的で、退団や加入など、何があっても不思議ではないからです。シーズンも始まって数日しか経っていませんし、選手が入るかもしれないし、出るかもしれない…私は常にオープンに考えています」とシメオネ監督は先週金曜、クラブが「補強終了」と発表した直後に述べました。

「常にカルロス(ブセロ、フットボール部門ゼネラルディレクター)、そしてミゲル・アンヘル・ヒル・マリン(CEO)と毎日話し合い、適切な形で最終的なチーム編成を決めていきます」とも付け加えました。

アルゼンチン人ウイングのニコ・ゴンサレスの名前も候補に挙がっていますが、それはまず現有メンバーから誰かが退団した場合に限られます(カルロス・マルティンは除外)。

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