数週間前、ポルトとの親善試合から戻った後、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督はアルマダの中に、中盤と前線をつなぐことができる選手の姿を見いだしました。ポルト戦でのプレー時間は、彼がロヒブランコの攻撃を構築する上でどれほどの力を発揮できるかを示していました。その瞬間から、シメオネ監督を中心としたコーチ陣は、ティアゴをその新しい役割にどう適応させるかを模索し始めました。
コレアの代役ではなく、アルマダはリーグ開幕戦のエスパニョール戦で、自分がロヒブランコのゲームにおける重要な存在となることを示しました。ラージョ戦や特にニューカッスル戦での良いパフォーマンスを経て、アルマダはRCDEスタジアムでの試合において、ピッチに立っていた68分間、試合を支配するだけの存在感を発揮しました。ほぼカルドーソと同じ高さでプレーし、アメリカ人選手の最良のパートナーとして組み立てに貢献したアルゼンチン人は、アトレティコが敗れた試合における数少ない大きな収穫となりました。
左サイドからのスタート
左サイドからスタートしたアルマダは、試合の大半で最終ライン近くに位置し、ビルドアップ時にセンターバックに最も近い存在として振る舞いました。ボールタッチは65回(バエナのほぼ2倍)に達し、攻撃の構築における大きな拠り所となりました。アトレティコでのデビュー戦で、ティアゴは54本の正確なパスを成功させ、そのうち24本は自陣でのもの。パス成功率93%という数字は、デビュー戦として大いに注目に値します。
先述の通り、アルマダはほぼすべてのサイドの幅をルッジェーリに譲り、中盤の内側でカルドーソとコンビを組みました。ギャラガーは高い位置を取り、バエナはフリアン・アルバレスと連携しました。約70分間の出場を通して、彼は積極的にボールを要求し、責任を引き受ける姿を見せ、ピッチ上のアトレティコを大きく改善させました。
カルドーソとの“相棒”
デ・パウルの退団により、アトレティコは組み立ての部分でやや欠けるものを抱えていましたが、アルマダはその穴を埋める役割を担うことになりそうです。後半開始直後にバリオスが投入された時間帯には、チーム内でもっとも創造的な選手同士のつながりが生まれる可能性が示されました。アラーニャのシュートがポストに当たった場面は、シメオネ監督が中央に集めている才能の一例でした。
さらにアルマダは組み立てだけでなく、守備面でも全力を尽くしました。RCDEスタジアムでの試合を終えて、ボール奪取5回、デュエル勝利4回という数字を残しました。シウダデラ出身の彼は、守備面でも非常に快適にプレーしていたように見えました。敗戦にもかかわらず、アルマダは非常に前向きな兆しを示し、それを今後さらに裏付けていく必要があります。アトレティコはついに、自らの「司令塔」を見つけたのかもしれません。
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