ジローナは新加入選手アクセル・ヴィツェルの正式な紹介を行いました。今夏の補強の中でも最も経験豊富な選手の一人であるベルギー代表は、スポーツディレクターのキケ・カルセルに伴われてモンティリビでお披露目されました。カルセル氏は彼の加入について次のように語りました。「彼が我々と一緒にいてくれることをとても嬉しく思います。彼の紹介は不要でしょう。我々は中盤に、経験がありボールを供給できる選手を探していて、まさに彼のような選手を求めていました」。
ヴィツェルは、自身の加入がクラブやプロジェクトとのつながりに重きを置いた個人的な決断であったことを説明しました。「ウディネーゼに行く可能性も近かったですが、ジローナやキケと話したときに特別なつながりを感じ、それが考えを変えてここに来る決め手になりました。自分と家族にとって最良の選択肢はここに来ることでしたし、ラ・リーガでプレーを続けたかったのです」と中盤の選手は語りました。
さらに、自身のチーム内での役割についても明確にしました。「監督からは中盤でプレーすると言われました。アトレティコではセンターバックとしてもプレーしましたが、もし必要なら後ろでも対応できます。ミチェル監督は自分のサッカー観や、できるだけ早くプレッシングしてボールを奪うという考えを示してくれました。これは私自身も選手として大切にしている考えです」とベルギー人は説明しました。フィジカルについてはこう付け加えました。「コンディションは良好ですが、試合のプレー時間がまだ足りません。毎日調子は上がっていますし、失った時間を取り戻すために努力しています。ビジャレアル戦でチームに合流できることを願っています」。
背番号20を背負うヴィツェルは、若い選手が多いチームにおけるベテランとしての立場についても語りました。「若い選手が多いので、自分はベテランとして日々、そしてピッチの上で彼らを成長させる手助けをします。常に言っていますが、このチームにはクオリティがあり、とても良い状態だと思います」。さらに自身の好むポジションについても明かしました。「自分は“6番”としてプレーするのが好きです。一人でも二人と並んでも大きくは変わりません。アトレティコでは前に二人の選手がいましたが、それほど変わらないと思います。」
また、長期的なことは考えていないと強調しました。「“ラストダンス”のようなことは考えていません。もちろん、あと10年プレーできる年齢ではありませんが、自分の全力を尽くしたいですし、まだ時間は残されています。シーズンが進むにつれて目標を見ていきたいと思います」とプロとしての将来について語りました。
最後に、アトレティコでの経験とジローナでこれから直面するものを比較しました。「プレースタイルやチョロから求められたことは大きく違いますが、組織的な面では多くの共通点を感じます。確かに同じレベルではありませんが、多くの似た部分を見ています」とベルギー代表は結びました。
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