リーガ王者、カルロス・マルティン獲得へ

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アトレティコ・マドリーは現在、移籍市場の終了前に解決すべき複数の案件を抱えております。特に、放出に関するものです。補強に関してはほぼ完了に近い状況ですが、放出についてはまだ整理すべき事案がいくつもあります。

そのひとつが、アトレティコ有望株のひとりであるカルロス・マルティンの去就です。マドリード出身の彼はサン・ラファエルでのキャンプで非常に良い印象を残しましたが、ディエゴ・パブロ・シメオネ監督の構想に入るには至りませんでした。ジャコモ・ラスパドーリが加入したことで、攻撃の控えとしての出場機会はさらに限られる状況です。

選手にはここ数週間、複数のクラブから関心が寄せられてきました。レバンテ、ラージョ・バジェカーノ、ヘタフェといったクラブが候補として挙がっており、いずれもプリメーラのチームです。カルロス・マルティンはすでに同カテゴリーを経験しており、昨季はデポルティーボ・アラベスで良いシーズンを送りました。

基本的な考え方としては1部クラブへの移籍ですが、それだけが可能性ではありません。かつての名門であり、ラ・リーガ優勝経験を持つクラブ、デポルティーボ・ラ・コルーニャも彼の獲得を検討していると、『ラ・ボス・デ・ガリシア』紙が伝えています。同クラブはジョン・カリカブルとカルロス・マルティンの両選手を前線補強の候補としてリストアップしているとのことです。

一方で、バスク出身のカリカブル(レアル・ソシエダ所属)は、昨季レンタル先のラシン・サンタンデールで8ゴール・4アシストを記録し、セグンダで目立った活躍を見せました。

2部よりも1部の可能性が高い

歴史あるクラブ、デポルでプレーするというのは魅力的な提案ですが、カルロス・マルティンにとってセグンダの舞台はすでに過去のものとなっております。2シーズン前にはミランデスで15得点を挙げており、さらに昨季はアラベスでプリメーラの舞台を経験しました。これらを踏まえると、彼の次の行き先は1部クラブか国外になるべきだと考えられます。すべての選択肢が閉ざされない限りは、2部復帰の可能性は低いでしょう。

いずれにせよ、アトレティコは市場が進むにつれて、当初選手にあったいくつかのオプションが再び開かれる可能性があると理解しています。

クラブは焦ることなく、カルロス・マルティンに対するレンタル、あるいは完全移籍のオファーを検討しています。選手の成長を妨げないようにするためです。理想的には、アトレティコ側に買い戻しオプションを残した完全移籍であり、新天地での飛躍を見据えている状況です。

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