ジャコモ・ラスパドーリを獲得した後、アトレティコ・マドリーは基本的に今季の陣容を完成させたとしています。ただし、市場での好機が現れるか、または選手の放出があった場合は別です。さて、イタリアからの最新情報によれば、ファブリツィオ・ロマーノ氏の報道通り、コルチョネロスはユヴェントス所属のニコ・ゴンサレス獲得に向けて交渉中だといいます。
これはあくまで初期段階のコンタクトであり、現時点では正式なオファーは提示されていません。ニコ・ゴンサレスは両サイドでプレー可能で、さらにフォワードとしても起用できる27歳のウインガーです。アルゼンチンとイタリアの二重国籍を有しているため、EU圏外選手枠には該当しません。アルゼンチン代表としてもプレーしており、ジュリアーノとポジションを争うことが多い選手です。ユヴェントスとは2029年まで契約を結んでいます。
イタリア紙『トゥットスポルト』によると、その移籍金は3,000万ユーロ前後になる可能性があるとのことです。この額は現在のメトロポリターノからすれば非常に高額ですが、ユヴェントスは買い取りオプション付きのレンタル移籍にも前向きとされ、こちらの方が現実的です。トリノ側としては、依然として移籍先を探しているイングランド人FWジェイドン・サンチョを獲得するために、ニコ・ゴンサレスを放出して枠を空けたい考えです。なお、このサンチョもアトレティコ移籍の可能性が取り沙汰されています。
さらに、完全移籍やレンタルの他に、ナウエル・モリーナを絡めたトレード案も一部メディアで報じられています。この場合、モリーナの放出により新戦力の加入が可能になります。アルゼンチン代表の右サイドバックであるモリーナは、マルク・プビル加入後、現状アトレティコでの居場所が限られており、過去にセリエAのウディネーゼで高い評価を得ていました。ユヴェントスはこのアルゼンチン人選手を歓迎するとみられています。
今後、この状況がどのように進展するかは注視が必要ですが、現時点ではあくまで初期交渉に過ぎません。アトレティコは今すぐに新たな補強を急ぐ必要はないと考えています。
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