アトレティコ・マドリーがヘスス・アレソを獲得する流れになっていたところで、アレソはコルチョネロスからのオファーを断り、アスレティック・クラブに復帰することを選びました。その瞬間、極めて素早くアルメリアとの間で合意がまとまり、マルク・プビルがマドリードのクラブに加入することになりました。
パリ2024オリンピックでバリオスやバエナと共に金メダルを獲得したカタルーニャ出身のプビルは、当初は右サイドバックの強化要員としてやって来ました。これは、昨季ナウエル・モリーナのパフォーマンスが振るわず、さらにプビル加入が発表された時点でモリーナが退団間近と見られていたためです。
しかし現在、モリーナはチームに残留し、マルコス・ジョレンテが右サイドバックのレギュラーを務める中、チョロ・シメオネ監督はこのプレシーズンでマルク・プビルを右センターバックとして起用する決断をしました。この判断に影響を与えた可能性があるのが、クラブワールドカップで負傷したホセ・マリア・ヒメネスの存在です。ウルグアイ代表センターバックはこの怪我でプレシーズン全てを欠場しました。
さらに7月31日の公式プレゼンテーションの場で、センターバックとしての起用について質問されたプビルは、「自分はチームを助け、貢献するためにここに来ました。仕事を重ね、監督から求められることに応えるつもりです。監督の望むことなら何でもやります」と答えています。
そして現在、今季に向けた準備として行われた3試合の親善試合(ポルト、ラージョ・バジェカーノ、ニューカッスル)では、プビルはシメオネから与えられたセンターバックの役割を見事にこなしました。身長1メートル90を生かしてクリアで存在感を示し、違和感なくポジションにフィット。空中戦に強く、カバーリングも速く、オフサイドラインも的確に統率しました。シメオネ監督は新たなセンターバックを作り上げたのです。プビルはヒメネスの不在を完全にカバーしています。
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