ラージョ・バジェカーノ、アトレティコとの親善試合に臨む現状

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アトレティコ・マドリーは、今週水曜日にラージョ・バジェカーノと対戦しますが、これは一風変わった夏の試合となります。試合は21時からセルロ・デル・エスピノで非公開のトレーニングマッチとして行われ、テレビ放映はされません。この決定は、戦術的・戦略的な理由というよりも、主にロジスティック(運営上の事情)によるものです。

シメオネ監督率いるアトレティコの前に立ちはだかるのは、プロジェクトの継続性を重視したチーム作りを進めるラージョ・バジェカーノです。昨シーズンにクラブ初のヨーロッパ大会出場権(カンファレンスリーグ)を手にしたことを受けて、今季もイニゴ・ペレス監督が続投します。なお、以前ラージョがUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)に出場したのは、フェアプレー賞(警告や退場の少なさ)を受賞したことによるものでした。

そのため、今季のスカッドには大きな変化はありません。最も大きな動きは、前線での選手の入れ替わりです。ラウール・デ・トマスはカタールのアル・ワクラへ、セルジ・グアルディオラはコルドバへ移籍しました。また、攻撃的MFのホニ・モンティエルがカラバフへ、エンバルバがアルメリアへそれぞれ移籍しています。

今のところ、加入した選手は2人だけです。リーベル・プレートから最終的に完全移籍で加入したGKアウグスト・バタージャと、オリンピック・マルセイユからフリーで加入したDFルイス・フェリペです。そのため、基本的には昨季アトレティコと対戦した時と非常に似た顔ぶれのチームとなります。

ただし、このプレシーズンマッチにおいてラージョは若干有利な立場にあります。ラージョはこれまでにすでに3試合のプレシーズンマッチを行っており、アトレティコは1試合しか経験していません。ラージョは、ベルギーのヘンクと1-1で引き分け、オランダのズウォレに0-5で勝利、そしてイングランドのウェスト・ブロムウィッチに3-2で敗れました。よって、先日のポルト戦と同様、アトレティコはより試合勘のあるチームと対戦することになります。

また、イニゴ・ペレス監督のチームは8月15日19時にジローナのホームでラ・リーガ初戦を迎えます。そして、8月21日にはカンファレンスリーグ予選の初戦を戦うことになります。対戦相手は、フェロー諸島のクラクスヴィークとベラルーシのネマン・グロドノの勝者です。なお、第1戦はクラクスヴィークが2-0で勝利しています。この試合は、ラージョにとって今季のカギを握る一戦となりそうで、その日程はすぐそこに迫っています。

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